梅雨でも楽しめるおすすめの旅行スポットと雨対策!
意外なメリットも!
目次
じめじめとした梅雨がそろそろ始まろうとしています。
5月の大型連休は旅行に行きましたか?旅費やお休みの都合から、ゴールデンウィークをずらして6月に休みを取ることにした方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時、この季節は「雨」が気になるところですよね。
今回は、「梅雨でも関係なく旅行を楽しんでいる!」という経験者に、雨の時期でも楽しめる旅行スポットや雨具を選ぶポイントなどを調査しました。
“梅雨の旅行“どう思う?
「雨の日にわざわざ旅行に行くなんて…。」と思う方もいらっしゃることでしょう。しかしながら、「梅雨に旅行へ行かれたことはありますか?」というアンケートに対して、半数以上の方が「ある」と答えています。また、行った理由もアンケートしたところ、回答は以下の通りになりました。
梅雨の時期に国内旅行・お出かけへ行かれた理由は何ですか?
「たまたま休みが取れたから」という、雨に左右されない回答が大多数を占めました。他に多く見られた回答は、「季節や天気はあまり気にしないから」という理由や、「参加するイベントがたまたま梅雨の時期だったから」という理由でした。
この結果から見ると、梅雨に旅行に行く人は、そもそも梅雨や雨についてあまり気にしないのかもしれません。
また、「参加するイベントがたまたま梅雨の時期だったから」という理由からわかる結果としては、行きたいお祭りやコンサートなどのイベントがあれば、たとえ梅雨で雨が降る可能性があっても外出する人が多いのでしょう。
しかし、ここで注目したいのは、5位と6位にあたる、「旅行・行楽シーズンに比べて人が少ないから」、「旅行・行楽シーズンに比べて旅費・宿泊費が安いから」という2つの理由です。
これらは、梅雨の旅行におけるメリットと言えるのではないでしょうか?次項で、それらを裏付けたアンケート結果を発表します。
梅雨の旅行、意外なメリットが明らかに!
前項にて、梅雨の旅行へ出かけた理由をアンケートしたところ、意外なメリットとして以下の2つが浮上しました。
「旅行・行楽シーズンに比べて人が少ない。」
「旅行・行楽シーズンに比べて旅費・宿泊費が安い」
これらを裏付けるデータは、「旅行を計画する時期は、年間を通して何月が多いか」というアンケート結果から得られました。以下のグラフをご覧ください。
1年のうち、あなたが国内旅行やお出かけをしようと計画する時期は何月が多いですか。
旅行の計画を立てる時期は、8月が最も多く、次が5月でした。
夏休みとゴールデンウィークという代表的な長期休みがある時期ですね。
そして、ワースト1位は2月という結果に。2月は寒さが厳しい時期であることや、受験シーズンが影響しているのかもしれません。
そして、2月とわずか1%未満の僅差でワースト2位となったのが、6月でした。
この数値から、6月は、旅行の計画を進んで立てている人は少ないということがわかります。よって、梅雨の旅行のメリットの一つとして、「旅行・行楽シーズンに比べて人が少ない」を挙げられると言えるでしょう。
また、一般的に、旅行会社は、航空券や宿泊費が最も安くなる時期を「1月~2月」、その次を「GW明け~6月」と明示しています。以上のことからも「旅行・行楽シーズンに比べて人が少ない」6月が、「旅行・行楽シーズンに比べて旅費・宿泊費が安い」ということが決定づけられるのではないでしょうか。
では、雨でも楽しめる旅行とは、どんなものがあるのでしょうか。
雨の時期の旅行経験者に聞いた、おすすめスポットをご紹介します。
梅雨の旅行経験者に調査した、雨でも楽しめる旅行スポットランキング
梅雨時期の旅行経験者に「楽しかった思い出のある旅行先」について調査したところ、次のような結果となりました。
楽しかった思い出のある旅行・お出かけ先を教えてください。
1位 観光地・景勝地
旅行の醍醐味といえば、「観光」です。神社仏閣、史跡といった伝統を感じられる観光地だけでなく、スピリチュアルな力をもらいに行く「パワースポット」や、アニメのモデルとなった土地、映画・ドラマのロケ地など、いわゆる「聖地巡礼」を楽しむ人も増えています。
また、景勝地に関しては、日本は世界有数の絶景大国と言っても過言ではありません。息をのむような美しい景色のために、長い旅路を行くのもよいものです。四季によって景色の楽しみ方も様々です。6月の雨が絶景に更なる風流をもたらしてくれるでしょう。
2位 屋内施設(博物館、美術館、水族館、科学館等)
天気に左右されない「屋内施設」が2位にランクイン。やはり「雨に濡れない」に越したことはありませんよね。
世界の名画を年中鑑賞することが出来て、シーズンごとに催し物も欠かさない、“王道”と言える美術館や、現代人を美術の世界へいざなう近代的な美術館など、世界でも有数の素晴らしい美術館が日本各地にあります。
また、博物館や科学館であれば、何かを実際に体験したり、作ったりできる「参加・体験型」の施設が増えており、「鑑賞するだけ」ではなく、大人も子供も楽しめる存在になってきています。手作りしたものを持ち帰って、後日思い出を振り返ることができるのも魅力の一つです。
3位 宿泊施設自体(温泉や高級ホテル等)
疲れた体を癒してくれる温泉や、心地よいサービスを受けられる高級ホテル。こちらも天気に左右されずに楽しめます。
“温泉旅行”という言葉もあり、温泉大国である日本は、秘湯・名湯の宝庫です。温泉と宿に日本の風流を感じながら、休息を目的に旅行するのも良いですね。
また、最近では、日本にいながらまるで外国にバカンスに来たかのような絶景や、雰囲気のあるプールを楽しむことのできる、リゾートホテルが人気を集めています。このようなリゾートホテルでは、“写真映え”する場所が多く存在しますので、SNSを利用する若い世代の男女におすすめしたいところです。
さらに、あるコンセプトにのっとって、食事やアフタヌーンティー、室内のインテリア、バスタブなどを統一したコンセプトホテルは、まさにホテル内で全てを楽しめる“泊まるためのホテル”です。外国やアニメの世界など、面白いコンセプトをテーマにしているホテルもたくさんありますので、自分の好きな世界観や、一緒に行く相手が好きそうなコンセプトのホテルを探してみるのもおすすめです。
一緒に行く相手がどんな人かを考えよう
旅行を計画する際、場所のほかに重要なのが「誰と行くか」ということです。
実は「楽しかった思い出のある旅行先」のアンケートでは、世代別で調査結果が大きく異なっています。
グラフを見ると、雨でも、観光地、景勝地をはじめ、「屋内」と「屋外」の両方を楽しんでいるのは40代以上の男女が多い傾向でした。30代以下の世代はテーマパーク、コンサートなど「具体的な目的がはっきりしたスポット」を楽しいと感じた方が多いようです。
そこで、40代以上と30代以下の2世代でランキングを分けると、男女別で以下のようになりました。
このように性別、年齢によって、「楽しかった思い出のある旅行先」に差があることが分かりました。 とりわけ、家族旅行に行く際には、この違いはしっかりと認識しておかなければならないと言えます。世代ごとに楽しいと感じる場所が違うため、各々が楽しめるように配慮することで、全員が満足できる旅行が実現できることでしょう。
旅先でのベストな交通手段は?
では次に、梅雨の旅行において、行き先での交通手段は何が選ばれているのでしょうか。以下のグラフをご覧ください。
梅雨の時期の旅行・お出かけ先での移動手段として「重宝した」「便利だった」と思う手段があれば教えてください。
60%以上の支持をうけている自家用車ですが、免許がない、自分の車を持っていない、という方も多いと思います。そんな時、レンタカーを借りる選択肢もありますが、本調査では8.5%と意外に低い割合でした。レンタカーはレンタル代とガソリン代に加え、予約や返却期限・場所など、お金も手間もかかるので、面倒に感じる人も多いのかもしれません。
そこでおすすめなのが、アンケートで15.1%の人が利用しているシャトルバスです。大きな宿泊施設やアミューズメント施設、博物館などはシャトルバスが導入されているところが多くありますよね。最寄りの駅まで電車でいき、そこからシャトルバスに乗ってしまえば、目的地までたどり着けてしまうのです。乗り換えの必要もないので、土地勘のない旅行先ではとても助かる交通手段です。無料のところも多くあるので、事前に確認してから交通経路を決めるといいですね。
シャトルバスが導入されているか否かは、旅行の行き先を決めるためにもチェックすべきポイントと言えるでしょう。
「持ってきてよかった!」旅行に最適な雨対策グッズ
どうしても避けられない外での徒歩移動においては、雨具が重要な役割を果たします。
ここで、梅雨の旅行経験者が「実際に旅先へ持っていって重宝した」雨対策グッズを紹介します。
梅雨の時期の旅行・お出かけ先で「持って行って良かった」と思う雨対策グッズは何ですか?
荷物が多くなりがちな旅行では、鞄にしまうことが出来る「折り畳み傘」は当然ながら必須です。
ここで注目すべきは「ビニール袋」と「防寒具」です。
ビニール袋は簡単に手に入るので、対策をしていなかった際の急な雨にも便利かもしれませんね。雨から守るために鞄にかぶせて使ってもいいですし、鞄を地面に置かなければならないときには下に敷くことで水と汚れの両方から鞄を守ってくれます。また、濡れた折り畳み傘をビニール袋に入れてしまえば、水滴も気にならず、持ち歩きも簡単です。
「防寒具」については、夏手前であっても、雨が降ると肌寒く感じますよね。降雨による“濡れ防止”だけではなく、“体感温度の低下防止“も対策しておかなければなりません。特に撥水加工のあるウィンドブレーカーなどは雨にも強く、軽くて携帯しやすいので、梅雨の旅行に1着持っておくと便利かもしれません。
雨具を選ぶうえで大切なポイント
必要な雨対策グッズが分かったら、それらを集めなければなりません。
では、どのような基準で雨対策グッズを選べばよいのでしょうか。
梅雨の旅行経験者が、雨対策グッズを選ぶにあたり最も重要視していることは、以下の通りでした。
旅行・お出かけ先の雨対策グッズを選ぶにあたって、最も大事だと思うことを教えてください。
なんといってもやはり、「コンパクトさ」が、旅行においては重要です。行きはもちろん、帰りはお土産などでさらに荷物が膨れ上がることを考えると、コンパクトで軽いものに限ります。
次いで17.3%の旅行者が重要視している「たたみやすさ、片づけやすさ」についても極めて重要だと言えるでしょう。
6月は寒暖差があるとは言え、湿度が高いため、観光地で長く歩いていると汗ばんでくることも想像できます。脱いだ防寒具がたたみにくくて鞄に収まらないと、結局手荷物が増えて、余計なストレスを生む原因になりかねません。
コンパクトに丸めて片づけられる防寒具や、ワンタッチで閉じて開く、自動式の折りたたみ傘を選ぶことも、快適に過ごすためのポイントかもしれません。
雨でも旅行を楽しむためには
梅雨の季節に旅行を経験した方に調査した結果、「梅雨でも楽しかった旅行先」と「雨天時に役立った対策」を知ることができました。
これらの結果をまとめると、
・「雨でも楽しいと思える場所は、世代によって違いがあるので、好みに配慮しながらプランを立てる」
・「雨天時の対策グッズと移動手段において、事前の確認を欠かさない」
以上の2点が、雨でも旅行を楽しむコツといえるのではないでしょうか。
「雨だから…」と、がっかりするよりも、万全の準備をして、雨の旅行を楽しんでみてくださいね。