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お中元は何を贈る?もらった人に本音を聞いた、絶対はずさないオススメ&NGギフトランキング!お中元は何を贈る?もらった人に本音を聞いた、絶対はずさないオススメ&NGギフトランキング!

お中元は何を贈る?もらった人に本音を聞いた、
絶対はずさないオススメ&NGギフトランキング!

目次

7月に突入し、お中元を用意し始める時期ですね。誰に何を贈るか、もう決めましたか?

何を贈れば喜んでもらえるんだろう?逆に、迷惑になってしまうものって何だろう?
どれくらいの金額なら失礼にならないのだろう?といっても、あまり高価なものはこちら(贈る側)の負担にもなるし…

毎年こんなことを考えているので、「もう今年は、お中元ギフトのネタが尽きた!」なんて焦っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、30代~60代の男女に「お中元でもらってうれしかったもの・うれしくなかったもの」「お中元における“ちょうどいい”金額」についてアンケート調査をしました。お中元ギフトに悩んでいる方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。

そのお中元、喜ばれていますか?意外な世代の差が明らかに

心を込めて贈ったギフトが、もし喜ばれていなかったら…?そんなことを考えると切なくなってしまいますよね。お中元ギフトを受け取ったことのある方が、実際、どう思っているのか、調査しました。

お中元を贈ったことはありますか?

「わざわざ贈ってくれた気持ちがうれしかった」という回答が、男女どの世代でも断トツで多い結果となりました。たとえどんなものでも、贈ってくれたという事実だけで、とてもうれしいと感じますよね。

その次に続く回答も、「実用性があり、もらって嬉しかった(約34%)」「好きなものだったため嬉しかった(約26%)」「高すぎず安すぎず気負わずうけとれて良かった(約12%)」と、受け取ったお中元ギフトに対して好意的な回答が続きました。

ただ、若干否定的な回答の中で、唯一10%を超えたのが「お礼状が面倒」というものでした。確かにお中元は、受け取ったらお礼状を出すことがマナーとされています。何かをいただいたらお礼を伝えるのは人としての礼儀ですが、お礼状の書き方などにもさらにマナーがありますので、少々面倒に感じてしまうのかもしれません。

さらに、「お礼状を贈るのが面倒」と感じている方々には世代の違いもありました。

男性も女性も60代以上の方は「お礼状が面倒」と感じる割合が高いようです。 お中元は基本的に目上の方へ贈るものとされているので、年を重ねるごとに受け取るお中元の量が増える方も多くいらっしゃるでしょう。とても丁寧な方であれば、お返しのギフトを用意する場合もありますので、そうなればお礼状を面倒に感じてしまうのもわかりますよね。 お返し不要の旨をあらかじめ伝えるのも、お相手に気を遣わせないテクニックの一つです。マナーにのっとってお伝えすれば失礼に当たることではありませんので、例えば「お返しはお気遣いくださいませんようお願い申し上げます」という一文を、お中元の送り状に書くと良いでしょう。

お中元を受け取ったことのある方々がどう思っているかが分かったところで、次項からさっそく「もらってうれしかったお中元ギフト」をランキング形式でご紹介していきます。

贈られたことのある人が答えた、もらって嬉しいお中元ギフト【男女・世代別】

お中元を受け取ったことのある方に、「これまでに受け取ったお中元の中で、受け取って嬉しかったお中元」をアンケートした結果が、以下のとおりです。

これまでに受け取ったお中元の中で、受け取って嬉しかったお中元は?

1位 ハム 39.1%

お中元と言えば!というくらい定番の「ハム」が1位となりました。
ハムはそのまま食べても美味しいですし、チャーハンやオムライス、お弁当のおかず、お酒のおつまみなど様々な食べ方があります。そしてなにより、「ちょっとお高いハム」ってとっても美味しいですよね。
さらに、ハムは日持ちします。保存状態がよければ、開封前であれば2ヶ月~半年は持つと言われているので、複数の人からたくさんもらった場合でも大丈夫です(商品ごとの適切な保存方法を遵守しましょう)。「食べきる前に消費期限が過ぎてしまった…」と罪悪感に苦しみながら、いただいたギフトを捨てる必要もありません。
なお、ハムはあまりにも定番なので、反対に「実はうれしくない」という結果になるかもしれないと思っていましたが、やはり定番には定番になるほどの理由があるということが分かりました。「贈り先の好みがわからない!とりあえずハムにしておこう!」の判断はあながち、いえ、全く間違っていないようですので安心してよさそうですね。

2位 お酒 31.6%

こちらも定番のうちに入るお中元ギフトではないでしょうか。 ショッピングサイトでおすすめされていたセットをただ贈るだけではなく、例えば、贈るおお相手のご地元の地酒や、普段から好んで飲んでいる銘柄のお酒などを贈れば、「あ、この人は自分のことをよく見てくれているな」と感じて、きっと喜んでくれるでしょう。
贈るお相手だけでなく、その方のご家族がお酒を好まれる方であったり、お子さんがちょうど20歳を迎えたというタイミングであれば、その旨をお中元の送り状などに書き添えたりなどするのもおすすめです。自分の大切な人のことも考えてくれていたということが伝われば、さらにいい印象を与えられるでしょう。

3位 焼き菓子などの洋菓子 27.9%

こちらも定番と言えるでしょう。小さいころ、父母宛てに贈られてきたお中元は大抵お菓子でした。大きな箱に色とりどりに詰められた、甘いバターの香りを放つクッキーやマドレーヌ。夕食前でもついつい手が伸びてしまったことを思い出します。今考えると、贈ってくださった方々は父母に小さな子供がいることを考えて、お菓子を贈ってくださったのかもしれません。 このように、お菓子は、贈るお相手だけでなくその家族にも喜ばれる可能性が非常に高いです。女性は甘いものが好きな方が多いですし、小さい子供は、「高級そうな箱に詰められたお菓子」というだけで、なんとなくテンションがあがるものです。

4位 フルーツ 23.6%

4位はフルーツでした。定番に含まれるでしょうが、フルーツは日持ちしないものが多いので、少々意外ではないでしょうか。「毎朝食べる」「スムージーに使う」など、いくらあってもうれしいというフルーツ好きの方にはとてもいいギフトですね。
なお、お中元によく選ばれる果物としては、高級感のある「桃」や「マンゴー」などが挙げられます。しかしながら、いずれもあまり日持ちをせず、冷蔵/冷凍保存に細かいルールがある果物でもあります。桃は冷やされると甘さが低下し、マンゴーは完熟する前に冷やしてしまうと追熟できなくなります。
そのため、「あの人はフルーツ好き」と周りから公認されている人に、桃やマンゴーを贈るときには注意が必要です。同じような考えの人がたくさんいることが考えられるので、食べ終える前に腐ってしまう可能性があります。そうなれば、贈るお相手も罪悪感にさいなまれてしまうことになりかねません。
そこで、日持ちする/完熟までに時間がかかる果物としておすすめなのが、「キウイ」や「リンゴ」、「グレープフルーツ」などです。月単位で保存することができますので、贈るお相手を「早く食べなきゃ」とせかしてしまうこともないでしょう。
「キウイやリンゴは季節感がない…」と思う方は、桃やマンゴーを贈る際にできるだけ「完熟前」のものを選んだり、「そのまま食べる以外の美味しい食べ方」などを送り状と一緒に添えるなど、一工夫を加えてみるのもおすすめです。その少しの心遣いが、他のギフトと一気に差をつけるでしょう。

次に、男女の世代別にそれぞれの上位3位は、以下のような結果となりました。

【男性 世代別トップ3】

30代
・・・1位 お酒 43.9%
2位 ハム 34.1%
3位 そうめん 29.3%
40代
・・・1位 ハム 30.9%
2位 焼き菓子などの洋菓子、ジュース 27.3%(同率)
3位 お酒 18.2%
50代
・・・1位 ハム、お酒 41.7%(同率)
2位 焼き菓子などの洋菓子 25.0%
3位 ジュース 25.0%
60代
・・・1位 お酒 47.0%
2位 ハム 43.0%
3位 フルーツ 31.0%

【女性 世代別トップ3】

30代
・・・1位 ハム 42.9%
2位 焼き菓子などの洋菓子、ジュース、ゼリー 21.4%(同率)
3位 そうめん 19.0%
40代
・・・1位 焼き菓子などの洋菓子 37.0%
2位 ハム 33.3%
3位 フルーツ 29.6%
50代
・・・1位 焼き菓子などの洋菓子 46.8%
2位 ハム 35.4%
3位 そうめん 27.8%
60代
・・・1位 ハム 44.6%
2位 お酒 32.6%
3位 そうめん 28.3%

全体的に共通した結果となりましたが、世代別に着目したことで新たにあがったギフトは「ジュース」と「そうめん」でした。暑い季節には冷たい飲み物が欲しくなりますし、夏の昼下がりによく冷やしたそうめんを、ツルツルッと食べるのど越しもたまりません。
なお、男女でランキングを分けると、それぞれが3位にランク入りしています。男性は飲み物、女性は食べ物に対して特にうれしいと感じるようですね。

【男性 全世代トップ3】

1位 お酒 37.7%
2位 ハム 37.4%
3位 ジュース 24.2%

【女性 全世代トップ3】

1位 ハム 39.1%
2位 焼き菓子など洋菓子 32.8%
3位 そうめん 24.8%

特に女性は、料理をする機会が多いイメージがあると思います。いつも学校で昼食を済ませる子供たちが毎日家で昼食をとる夏休み、きっととても大変だと思います。毎日の献立を助けてくれる、食材系のギフトが喜ばれるのも納得です。

正直微妙…うれしくないお中元ギフトとは?

反対に、「正直、微妙だなぁ…」と感じられてしまうギフトはあるのでしょうか?アンケートをした結果がこちらです。

受け取って嬉しくなかったお中元は?

「嬉しくなかったものはない」と答えた方が圧倒的に多い結果となりました。やはり、お中元を受け取った時の感想として「わざわざ贈ってくれた気持ちがうれしかった」と答えた方が最も多かったので、この結果も納得です。

ちなみに、2位以降の順位が男女でこのような結果となりました。

【男性 全世代ワースト3】

2位 洗剤 11.1%
3位 お酒 9.6%
4位 調理油・ドレッシング 6.7%

【女性 全世代ワースト4】

2位 ゼリー 12.9%
3位 お酒 12.8%
4位 洗剤 8.7%

※男女全世代1位:嬉しくなかったものはない

男女共に喜ばれない恐れがあるのは「お酒」と「洗剤」ということが分かりました。 「お酒」は「もらって嬉しかったもの」でもランク入りしていたので意外ですが、好みがあるため、「お酒が好きな人ならうれしい」の典型的な例ということが言えるでしょう。単純にお酒を飲まない人や、「家にあるとあるだけ飲んでしまう」というような、好きだからこそ困るといったこともあるかもしれません。
また、「洗剤」も男女ともにワースト4位に入りました。洗剤は消耗品なので、「いくらあってもうれしいのでは?」と思ってしまうものですが、洗剤には「こだわり」がある人が多いと言えます。そういう人にとっては、好みではない香りや効能の洗剤をもらっても、困ってしまう場合が多いでしょう。また、ボディソープ、洗濯洗剤、食器洗剤など、洗剤にもいろいろありますが、全てお肌に触れるものなので、かなり気を遣っている方も多くいます。例えば、弱酸性のものしか使えない方にアルカリ性の洗剤を贈ってしまい、気づかずに使ってお肌が荒れてしまったら、贈った方も贈られた方も悲しい思いをしてしまうでしょう。

その他には、男性の4位に「調理用油・ドレッシング」、女性の2位に「ゼリー」があがりました。料理をする人が少ないイメージの男性は、確かに、調味料系を贈っても困ってしまう場合が多いのかもしれません。また、「ゼリー」については日持ちもしますし、暑い夏にはピッタリの涼しいデザートなので意外な結果となりました。「女性はゼリーをそこまで好きではない」という単純な理由も想像できますが、ゼリーもお中元の「定番」とされるものです。そのため、お中元ギフトに選ぶ方が多く、複数の人からたくさんのゼリーをもらってしまうという場合もあるのでしょう。いくら美味しくても何十個もあれば、飽きてしまうのが普通です。

誰かにギフトを贈るときには、その人のライフスタイルや家族構成、また、たくさんもらいすぎると困ってしまうものをしっかりリサーチする必要があるということが分かりました。

では、肝心の「お中元の相場」はいくらくらいなのでしょうか。次項でアンケート結果を発表します。

お中元の“ちょうどいい”相場とは?

お中元を贈ったことのある方に、平均的だと思う金額をアンケートしたところ、以下のような結果になりました。

お中元の相場はいくらぐらいだと思いますか?

男女ともに全世代において、「3,000円~4,999円」がお中元ギフトの平均だと思われているようです。毎年のことですし、また、贈るお相手が複数いらっしゃる場合もあるので妥当な金額でしょう。受け取る側も気を遣わずにすむ、ちょうどいい金額ですね。
「5,000円以下って安すぎるのかな…」と心配していた方は、安心しても大丈夫そうです。また、ちょっと無理をして10,000円以上するギフトを選んでいたという方は、逆にお相手に気を遣わせている可能性もありますので、もう少し金額を抑えても良いのではないでしょうか。

ご自身にとって無理のない金額で、お相手のことを真剣に考えて選んだギフトであれば、きっと喜んでくれるでしょう。

最後に。正直、お中元って必要ですか?世代で分かれた本音

毎年、手間もコストもかかり、何より悩むお中元。正直、「毎年面倒だなぁ…」と思ったことのある方は、贈る方にも受け取る方にも多いはず。
アンケートの最後に、「お中元」という習慣についてどう考えているのかを質問したところ、30代・50代男性以外はすべて、「続けるべき」と答えた割合よりも「続けるべきではない」と答えた割合の方が高い結果となりました。

「お中元」の習慣についてあなたのお気持ちに近いものを教えてください

しかし圧倒的に多かった回答は、全世代男女ともに「どちらでもよい・気にしたことがない」でした。
近頃ではわざわざ百貨店やデパートへ行かなくても、手ごろなセット商品をインターネットのショッピングサイトで手に入れられるようにもなりました。さらに、シーズン終了間近のぎりぎりになってしまっても、即日配達などのサービスが充実しています。お中元は今の便利な世の中では、毎年頭を悩ませるほどのことではないのかもしれません。

自分では買わない高級なハムやお菓子、ジュースをいただけたり、毎年贈っていた方が贈られる側になった時の感慨深さを味わえたり、お中元には様々な魅力があります。
今回は、お中元でもらってうれしい/うれしくないものランキングと相場の金額を、アンケート結果をもとにご紹介しました。
大切なことは、贈る自分にとっても贈るお相手にとっても、負担にならないこと。そして、お相手のことを考え、心を込めてギフトを選ぶことです。いつもお世話になっているあの人に、あなたの真心を贈りたい。そう思ったとき、この記事を参考にしてみてください。