今年こそ浴衣を着たい人必見!
選び方からお値段、浴衣でおでかけのおすすめスポットまで!
目次
7月も中盤に差し掛かり夏休みもすぐそこ。浴衣を着たくなる季節ですね。
皆さんは今年の浴衣、準備OKですか?
浴衣の準備は何かと大変そうなイメージがある人も多いのではないでしょうか。
「着付けや髪型はどうしよう…一式そろえるのにお金がかかりそうだな…」
こんな風に心配している人も、どうぞご安心ください!
今回は10代~60代の男女が持っている浴衣のお値段や、着用方法、着ていく場所などについてアンケートを実施しました。
今年の浴衣を準備していない人、準備はしたけれどお出かけ先を決めていない人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
女性は半数が浴衣所持!浴衣一式いくらでそろえてる?
あなたは浴衣を持っていますか?
はじめに男性と女性における浴衣の所持率を調べたところ、男性は9割近くの人が「浴衣を持っていない」と回答。所持率は12%でした。
また、浴衣を2着以上持っている男性は全体のわずか3%と、予想以上に低い結果となりました。
世代別では60代、50代の順に所持率が高く、浴衣を持っている男性の5割以上を50代以上が占める結果となりました。
女性においては、5割以上の人が「持っている」と回答し、最も所持率が高かった世代は20代でした。しかしながらそのほとんどの人が、1着しか持っていないようです。
イベントや旬のオシャレが好きなイメージのある20代女性ですが、浴衣を買い足したり買い替えたりする女性は少ないようですね。
それは、浴衣の値段が高いからなのでしょうか?浴衣を持っている人に、一式そろえる際にかかった金額をアンケートしました。
男性で、浴衣の所持率が高い世代においては、10,000円以上する浴衣を持っている人が多いようです。大人の男性の浴衣には、良い浴衣を着て格好良く着こなす姿がイメージできる人も多いのではないでしょうか。しかしながら、10代と20代の若年層においては、10,000円以下と回答する割合が多い結果になりました。
女性においては全体的に、5,000円~10,000円の間に収めているようですね。
浴衣一式をそろえるには、お金がかかりそうと思われがちですが、自分にとって無理のない金額でそろえる人が多いようですね。
では、5,000円以下などとてもお手ごろな価格の浴衣は、どこで入手しているのでしょうか?
また、女性においては、一式そろえるためにいくらかかったかわからないという回答が、最も割合の高い結果となりました。これは、浴衣だけでなく下駄や巾着などは必要になったときに購入する場合や、気に入ったものを見つけたときに買い足す場合が多いのでしょう。あるいは、人から譲り受けたなどの理由も考えられますね。
次項では、浴衣の入手方法をアンケート調査しました。
浴衣の入手は「購入」だけじゃない、譲り受けている人も意外に多い!
浴衣を持っている人に、「あなたの一番お気に入りの浴衣はどのように入手しましたか?」という質問をしたところ、男女ともに、「購入した」と回答した人は6割、「譲り受けた」と回答した人は3割、「その他」と回答した人が1割という結果になりました。
あなたの一番お気に入りの浴衣はどのように入手しましたか?
前項で、5,000円以下で一式をそろえた割合が高かった10代と20代において、主な入手方法はネットショップや中古ショップであることが分かりました。ネットショップでは、「写真と現物が違う」「現物を着てみたらサイズが合わない」といったトラブルを耳にすることがあると思います。しかしながら、現物のサイズが合わなかったり気に入らなかったりした場合に返品交換できるシステムは、ネットショップでも常態化しています。返品交換などの作業を面倒がらず根気よく探せば、掘り出し物に巡り合う確率の高い方法と言えるのではないでしょうか。
なお、男女ともに最も浴衣の購入場所に選ばれているのは、「和服専門店(約25%)」と「百貨店(約20%)」でした。
浴衣には、柄、帯、下駄、巾着などたくさんのオプションがつきものです。また、浴衣はほとんどの人にとってあまり身近なものではないと思うので、肌触りや着心地はどんなものなのか、想像がつきにくい場合もあると思います。そのため、プロの販売員や和服の知識が豊富な家族・友人などに相談しながら決めることは、良い浴衣に出会うためには必要かもしれませんね。試着が出来る場合も多いので、実際に店舗に赴き手に取ってみることが、最も失敗しない浴衣選びの方法と言えるでしょう。
また、「譲り受けた」に該当する回答においては10代、および50代以上の世代に多く見られました。特に「家族が作ってくれた」という回答においては、断トツで50代以上のシニア世代が多い結果となりました。
浴衣は何度でも仕立て直すことが出来る、コスパ最強の服ということをご存知でしょうか?浴衣のみならず、和服は着る人のその時のサイズに合わせて仕立て直せば、ほぼ一生着られるものなのです。
今のシニア世代の親・祖父母世代において、和服を作ることや仕立て直すことは珍しくはありません。家族が反物から作った着物・和服を長く受け継いでいるという家庭も少なくはないでしょう。
そんな浴衣がご自宅にある方は、ぜひ一度着てみてはいかがでしょうか。今風の柄やスタイルではないかもしれません。しかし、その浴衣には歴史があり、年代物の渋さがあります。周りのお友達が今風の浴衣を着てきた中で、控え目な和の色合いの「亀甲」柄や「麻の葉」柄の浴衣を渋く着こなしたあなたが現れれば、きっと一目置かれるでしょう。
浴衣で一番のお悩み…「着付け」「髪型」はどうしてる?
素敵な浴衣を購入しても、「着方が分からない」「髪型が決まらない」といった悩みがある人は多いですよね。そこで、浴衣を持っている10代~60代の男女が、着付けや髪型についてどう対処しているのかアンケートしました。すると意外な結果が明らかに。
浴衣の着付けはどうしていますか?
浴衣を着るときの髪型はどのようにセットしていますか?
着付けや髪型について、男女ともに「自分で着られる/自分でセットする」という回答が最も多い結果となりました。着付けやセットで悩む人はとても多いことを想定しましたが、既に着付けを習得している人や、セットも自分でできてしまう人が多いことがわかりますね。
次に、家族や友人・恋人など、他の人に手伝ってもらうという場合が多いようです。また、特に女性において経験者が多いイメージのある「美容室で着付け/セットをしてもらう」という回答は、男性においては0%、女性においても10%前後(着付け7%、髪型12%)と、意外にもその割合は少ない結果となりました。
現代では、インターネットで検索すればなんでもわかります。浴衣をはじめとする和服の着方、浴衣に似合う髪型のセット方法なども、全てインターネットから知ることが出来ます。美容室での着付けやセットに比べてお金がかかりませんし、店舗に行く手間もかかりません。美容室の利用者が少ない理由も納得できますね。
しかし、自分一人でやろうとして、後戻りできない大変な状況になってしまうことも考えられます。「動画で見たら簡単そうだったのに、帯が結べない、髪が結えない!」と焦ってしまい、最終的に「待ち合わせに遅刻だ!もう今回はあきらめよう!」とバタバタと玄関を出た。なんていう経験がある人はきっと少なくないはずです。浴衣初心者の方は、詳しい人や美容室のプロに手伝ってもらうことをおすすめします。
浴衣を着て誰とどこへ行く?浴衣にマッチするスポットとは
浴衣の準備や着付け・髪型のことが分かったので、次は、浴衣を着て誰とどこへ出かけるかが気になるところですね。
浴衣を着て出かけたことのある場所をお答えください。
浴衣でのお出かけといえば、「お祭り」や「花火」のイメージが強いですが、アンケート結果もまさにその通りの結果となりました。男女ともに9割近くの人が、浴衣を着て行くところは「夏祭り・花火大会」と答えています。
次に多かったのは、男女ともに「イベント(音楽系、クラブ系、ドレスコードが浴衣のパーティなど)」でした。なお、この回答は30代以下の若年層に集中するのではと予想する人が多いと思いますが、40代~50代にも見られました。浴衣がテーマのイベントは若者向けのものだけでなく、たとえば夏に挙げる結婚式で、新郎新婦がドレスコードを浴衣に指定する場合もあります。
「本来は夏の寝間着だった浴衣を、フォーマルな場所に着ていくのはマナーとして正しくないのでは」と唱える人も多くいますが、現代の日本において浴衣は“季節感満載のオシャレ着”と言っても過言ではありません。浴衣という日本文化を守りつつも、柔軟にとらえて親しみを持たせるようなイベントや結婚式は、とてもすてきな試みと言えるでしょう。
30代以下の若年層においては、男女ともに「夏祭り・花火大会」「イベント(音楽系、クラブ系、ドレスコードが浴衣のパーティなど)」に回答が集中した結果となりましたが、40代以上の世代においては、「観光地」「ディナー」「納涼船」「浴衣が似合う下町」など、回答が多岐にわたりました。この世代は、若年層に比べて浴衣や和服に親しみがあり、夏祭りや花火以外にも浴衣を楽しめる知識や余裕があるのでしょう。
毎年、夏祭りや花火大会は大変混雑しており、慣れない浴衣での行動は疲れてしまうことも多いと思います。今年は新たな試みとして、ディナーや納涼船、観光、下町散歩などにも浴衣を着て出かけてみてはいかがでしょうか。
夏祭りや花火大会ほどの人込みはなく、ゆっくりと余裕をもって浴衣を楽しめるかもしれませんね。
浴衣を着てのお出かけの際、誰と出かけましたか?
また、浴衣を着て誰と出かけるかという質問に対しては、男女で大きく異なる結果となりました。
男性は、「家族みんなで(約38%)」「妻/夫と二人で(約35%)」と、家族で楽しむ人が多い結果となりました。
その反対に女性は「友人と(約46%)」「恋人と二人で(約29%)」といった、家族以外の人と楽しむ場合が多いようです。いずれも、「恋人と二人で」という回答が1位にならなかったのは少々意外と言えます。
ところで、「付き合いたてのカップルがテーマパークに行くと別れる」というジンクスを聞いたことはないでしょうか。アトラクションに長時間並ぶことや、パーク内をたくさん歩くことから、精神力と体力が必要と言っても過言ではないテーマパークデート。並んでいる最中にだんだん少なくなる会話、たくさん歩いたことによる疲れ、それらにより二人のムードは険悪になり別れやすいのではないか、と言われています。
浴衣デートも同様かもしれません。人混みに加え、慣れない浴衣や下駄で普段より疲れやすく、イライラが態度にも現れてしまい…。
いずれにしても、浴衣を着て一緒に出かけている、という特別感を楽しみましょう。相手とどんな関係であろうと、この特別感を大切にすれば、必ず楽しいお出かけになると思いますよ。
まとめ 夏の風物詩、浴衣を楽しもう
いかがでしたでしょうか。
今年の夏は浴衣を着てお出かけしたい、と思っている方は、次のことをポイントに浴衣を探し、お出かけを楽しみましょう。
・浴衣を買うときには、できるだけ店舗で手に取ってみて、可能であれば試着もして決めましょう。
・コストを抑えたいときにはネットショップを活用して、サイズや手触りは妥協せず、返品交換の作業を面倒に思わないよ うにしましょう。
・初心者の方は、着付けやヘアセットを一人で頑張りすぎず、周りの人や美容院などプロを頼るようにしましょう。
・定番の夏祭り・花火大会や浴衣イベントの他にも、浴衣を楽しめる場所はたくさん!一緒に行く人の好みもしっかりヒアリングしましょう。
・慣れない浴衣は必ず疲れる!その疲れも思い出の一つにするくらい「楽しむ気持ち」を忘れずにおでかけしましょう。
浴衣は準備するものもいろいろあり、着付けやヘアセットなどにも気を遣いますよね。しかしながら、それも浴衣の醍醐味です。
今回の調査結果と記事を参考に良い浴衣に出会い、夏の風物詩を楽しんでみてください。