海にバーベキュー、花火大会にお祭りと、夏はイベントが多くレジャーが楽しい季節。
ただ、ここ数年は新型コロナウイルスの影響で、思うようにレジャーに出かけられていない方も多いのではないでしょうか。
そうした中で久しぶりに行動制限が緩和された今年、皆さんはどのような夏を過ごすのでしょうか。今回は2022年の夏のレジャーやお出かけ予定についてリサーチした結果をご紹介します。
※この調査レポートは2022/07/22~2022/07/29のアンケート結果をもとに記載しています。
はじめに昨年の夏の状況を伺ったところ、67.4%の方が自宅または自宅周辺で過ごしたことが分かりました。特にファミリー層では、レジャーの予定を急遽中止したという回答も目立ちました。
自宅で動画や映画を観て過ごした方が多く、外出といっても自宅周辺で買い物や外食に出かける程度という方が多かったようですね。都道府県によっては、3回目の緊急事態宣言が9月まで延長を繰り返したこともあって、レジャーの予定が立てられなかったり、中止せざるを得なかった方もいらっしゃったのではないでしょうか。
では今年の夏は昨年と比べてどのような変化が見られるのか、レジャーの計画について伺ってみました。
「行く予定はない」と回答した方が45.3%と多かったものの、「予定を立てている」「予定は立てていないが行きたい」と回答した方も43.5%とほぼ同じくらいの割合でした。中でもファミリー層は、すでに夏の計画を立てているという声が多く見られました。
今年は日帰りでも行けるような近場のレジャースポットを計画している方が多く、まだ長期旅行を計画している方は少ないようです。
では、みなさんが今年の夏に行きたいと思うレジャースポットはどのような場所なのでしょうか。昨年の夏に出かけたレジャースポットと比較してみました。
昨年と比べると「花火大会(30.6%)」や「お祭り(22.7%)」の回答が目立ちました。特に10~30代の方は待ち望んでいた方も多かったようですね。今年は全国的に新型コロナウイルスが蔓延して以来、3年振りに開催される花火大会やお祭りも多く、浴衣や甚平を着て“夏の思い出作り”ができると良いですね。
また、夏のレジャーへの意識の高さは、お財布の紐にも表れているようです。
夏のレジャーにかかった費用を伺ったところ、昨年は「1万円~3万円未満(28.6%)」「1万円未満(21.1%)」が多くみられましたが、今年は「1万円~3万円未満(27.0%)」「3万円~5万円未満(24.5%)」の回答を多くいただきました。
特に「10万円以上の予算を考えている」方が15.1%と、昨年と比べて2倍近く増えており、出かける頻度や宿泊を伴うレジャーへの意識の高まりが金銭面からも感じられます。
昨年と比べて行動規制が緩和されているとはいえ、まだ新型コロナウイルスの広がりは完全に収まったわけではありません。
「今年の夏のレジャーに出かける際はどのような交通手段を利用する予定ですか?」と伺ってみたところ、75.1%の方が車で移動するという回答でした。
昨年もほぼ同じ割合だったことから、密を避けた行動の意識は依然として高いようです。一方で、昨年よりも電車・新幹線などを検討する方も増えており、コロナ禍での行動意識の変化も着実に表れています。
また、レジャーの際には感染対策以外にも、夏ならではの気をつけたいことがいろいろとありますよね。
「今年の夏のレジャーで準備しておきたいアイテムは何ですか?」と伺ってみたところ、上位には紫外線対策や熱中症対策のアイテムがランクインしました。
ここ数年、テレワークや自宅で過ごす時間が増えた方は、例年以上に暑さを感じやすい体になっているかもしれません。昨年よりも自由に出かけられる嬉しさや開放感があるとは思いますが、ぜひ暑さ対策や虫よけ対策は万全にして夏のレジャーを楽しんでくださいね。
社会全体で新型コロナウイルス以前の状況を取り戻そうという動きを強めている現在、至るところで「WITHコロナ」の生活様式も定着を見せつつあります。
まだコロナ禍以前のように自由な行動はできませんが、しっかりと感染対策をした上で、密にならない工夫や場所を選んで、夏のレジャーやお出かけを楽しんでいきましょう!