5月の第二日曜日は「母の日」です。この日が近くなると、「お母さんへの贈り物」である色とりどりの「カーネーション」がフラワーショップを彩ります。また百貨店を始め、あらゆる小売店で「母の日のプレゼント」コーナーを目にすることでしょう。母の日を前に、「今年は何を贈ろうかな?」とプレゼント選びを楽しむ人もいれば、「毎年カーネーションだけど、今年は他の贈り物がしたい」「初めて母の日に贈り物をするのだけど、予算はどのくらい?」と悩んでいる人も少なくないと思われます。
そこで、母の日のプレゼントについて、一般の人がどのくらいの予算を立てどんな選択をしているのかを調べてみました。
今回のアンケート結果を見てみると、「贈ったことのある方」人は78.7%と8割近くを占めています。男女比では女性に多く、男性が71.7%(N値307)、女性が85.5%(N値317)。女性の場合、20代以上は年代を問わず8割を超え、一番少なかった10代でも、7割を超える人が母の日にプレゼントを贈っているという結果になりました。
続いて、「今年プレゼントを贈る予定の方」について見てみましょう。やはり女性の方が多数であり、回答者に占める「贈る予定」の方の割合は、女性全体で42.3%(N値317)、男性全体で32.3%(N値307)という結果に。「まだ決めていない」方も含めると、回答者のうち、女性では7割、男性では6割を超える人がプレゼントを考えているようです。
次に具体的なプレゼントの内容を見ると、性別・年代を問わず、「花」を贈る予定の人が多いことがわかります。加えて「花をプレゼントする」と回答した人の66%を「カーネーションを贈る」が占めており、やはりカーネーションが根強い人気を保っているようです。花束・鉢植えがメインですが、「クマのぬいぐるみの鉢植え」「犬の形にしたカーネーション」などアレンジしたカーネーションを贈るケースも。また「花が好きなので毎年、母があまり目にしたことのない種類の花の鉢植えを送っている」など、カーネーション以外の花を選択する人もいました。
カーネーション以外では、靴かばんや財布、日傘、スカーフ等の「ファッション小物」、カーディガン、ワンピース、ブラウスといった「洋服」、ネイルやスキンケア等の「化粧品」、「食事に行く」「洋菓子」「和菓子」が人気で、特に20~30代の女性で「食事に行く」と答えた人が目立ちました。この年代は子供が小学生~高校生であることが考えられ、彼らの祖母である母親と「親子三代(家族)そろって食事」に出かけているのではないかと推察できそうです。
また少数ですが、母親の健康や家事負担を慮ってか「サプリメント」や「健康グッズ」、台所の「便利グッズ」を、ほかには「ライヴチケット」「スワロフスキーのチャームを毎年1つずつ」など、母親の趣味に即したプレゼントを贈った人もいました。
母の日のプレゼントといえば、「カーネーション」。その由来には様ざまな説がありますが、20世紀初頭、アメリカ人のアンナという少女が、今は亡き母に感謝と追悼の意味をこめて、白いカーネーションを捧げたことが始まりだといわれています。
1914年、W・ウィルソン米大統領が「母の日」として祝日に定め、大正時代には日本にも伝わります。ただし、昭和初期から戦後までは、当時の皇后(香淳皇后)誕生日である3月6日を母の日としていました。アメリカと同じ5月の第2日曜日になったのは、1949年(昭和24年)頃からのようです。
母の日の定番プレゼントといえば、赤いカーネーション。母親を失った人は白いカーネーションとされていますが、近年はカラフルなカーネーションも出荷され、好みの色を選ぶこともできます。また、アンケート結果に見られた通り、カーネーションに別の贈り物を添える、カーネーション以外の贈り物をするなど、近年はプレゼントも多様化しています。
「母の日のプレゼントに手紙を添えますか?」の質問したところ、「はい」と答えた人は全体の15.1%で、ほとんどの人が、「いいえ」または「わからない、決めていない」と回答。「母の日に手紙、メッセージを送る」のは、もっと一般的かと思われましたが、意外と少ないという結果が出ています。ただ、贈り物に添えるのではなく「メール」や「LINE」でメッセージを送っている人はいるのかもしれません。
「手紙」や「メッセージカード」はプレゼントがなくても喜ばれますし、それが手書きならなおさらです。「新社会人になった年」「結婚後、初めての母の日」といった節目を機に、感謝の気持ちをこめた手紙を贈ってみてはいかがでしょう。
全体の傾向を見ると、男女共に「1,001円〜5,000円」だと回答した人が多いようです。特筆すべきは10代の男女の傾向で、予算が限られているためか、1,000円以内のプレゼントを贈っている方が多いようです。10代の人はお金を使わず、「家事を代わる」「マッサージをする」などの「お手伝い券」を贈っているのかもしれません。
また、10代男性に「わからない、決めていない」の回答が多く見られました。もしかすると、「贈りたくても、母親の欲しいものがわからない」というケースなのかもしれませんね。
母の日の贈り物をどこで購入しているのかというと、百貨店、花屋さん、ケーキ屋さんなどの専門店が中心。意外と少なかったのはインターネット通販で、回答者全体の14.9%に過ぎませんでした。ただし、30代、40代の男性では比較的利用者が多く、回答者のうち約2割の人がネットを利用していました。
また「スーパーマーケット」と答えた人は20代、60代の男性に多く、これは「仕事帰りに母の日を思い出し、スーパーマーケットに飛び込んだ」「買い物といえばスーパーマーケットだから、母の日もそこで済ましている」といったケースが考えられます。
また女性の中には、「手作りのプレゼント」を贈っている人もいます。これは近年の「ハンドメイド」ブームが影響しているように思われます。同様の手作り系では、「孫の描いた絵」を贈っているとのコメントもありました。
あまりに悩み過ぎて、「いつの間にか母の日を過ぎていた」ということにならないようしてくださいね。