3人に2人は経験あり!
サウナや岩盤浴の利用頻度や目的を徹底調査
忙しい現代人の新たな癒しスポットとして定着しつつあるサウナや岩盤浴。特にここ数年は、若者を中心とした利用者が急増していることから、新しい形態の施設が続々とオープンしてレジャースポット化も進んでいます。
このようにかつてないほどのブームが到来していると言われるサウナや岩盤浴ですが、実際にどれくらいの方がどのような目的で利用しているのでしょうか。
今回は、そんなサウナや岩盤浴の最新事情を明らかにするべく、15-69歳を対象にアンケートを実施して調査結果をまとめました。
目次
サウナーや岩盤浴女子が急増中!?利用経験をリサーチ
サウナや岩盤浴の利用状況について、まずは利用経験の有無について伺ってみました。
結果を見てみると全体の66.6%、つまり3人に2人はサウナや岩盤浴を利用した経験があることが分かりました。
男女比で見てみると、男性は40代以上が多い傾向にありましたが、女性は10代~20代が最も多く、次いで30代という結果でした。
SNSを中心に「サウナー」や「岩盤浴女子」という言葉を耳にする機会も増えましたが、こうした若い女性の利用者増がブームの底上げを担っているのかもしれませんね。
では、サウナと岩盤浴ではどちらを利用する方が多いのでしょうか。
全体では岩盤浴よりもサウナが約2.5倍多いという結果になりました。ただし、男女の内訳を見てみると、男性の約8割がサウナを利用しているのに対し、女性はサウナと岩盤浴がほぼ同じ割合で利用していることが分かりました。
同じ温熱効果を利用した入浴法ではありますが、男性は80~90度の高い温度で汗をしっかりとかくサウナを好む傾向にあるようです。
サウナや岩盤浴の利用頻度を聞いてみた。
おうち時間が増えた影響はある?
続いて、サウナや岩盤浴をどのくらいの頻度で利用しているのかについて伺ってみました。
サウナ好きをアピールする芸能人や様々なメディアで特集が組まれるなど、サウナや岩盤浴の人気は右肩上がりの印象を見せている一方、今回の調査では「ここ数年は利用していない」という方が半数以上という意外な結果となりました。
この背景には、やはり長引く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が影響しているのでしょうか。
その真相を探るべく、実際に新型コロナウイルスの蔓延前と現在のサウナや岩盤浴の利用状況を伺ってみたところ、このような回答結果が得られました。
- 行く回数が減った・・・・25.4%
- 行く回数が増えた・・・・1.9%
- 全く行かなくなった・・・33.5%
- 特に変わらない・・・・・33.0%
- 分からない・・・・・・・6.2%
約6割の方が「行く回数が減った」「全く行かなくなった」と回答したことから、やはり新型コロナウイルスの影響で利用頻度が低くなっていることは明らかと言えます。
一般的にウイルスは高温多湿に弱いと言われていますし、銭湯や露天風呂などの入浴施設はもともと衛生管理面の基準が高い場所としても知られています。
ただし、サウナや岩盤浴は密閉空間で人との距離が近くなりやすい場所。三密を避けるという感染拡大防止に沿って考えると、利用は控えた方がよいと考える方も多いのかもしれませんね。
サウナや岩盤浴のある温浴施設選びで重視している点はズバリ何?
昨今のサウナや岩盤浴ブームに伴って様々な形態の施設がオープンしていますが、利用者はどのような点を重視してサウナや岩盤浴を選んでいるのでしょうか。また、新型コロナウイルスの影響で施設選びにも特徴が見られるのか、続いてはこの辺りを調査しました。
まずは、普段どのような場所でサウナや岩盤浴を利用しているかについて伺ってみたところ、このような結果となりました。
- 銭湯・・・・・・・・・・・16.6 %
- スーパー銭湯・・・・・・・44.2 %
- スパ・健康ランド・・・・・32.5 %
- 温泉・・・・・・・・・・・39.4 %
- 専門店・・・・・・・・・・8.6 %
- その他・・・・・・・・・・2.9 %
- 分からない・特にない・・・5.9%
利用場所としては、ジェットバスや打たせ湯といった様々なお風呂にサウナや岩盤浴もあるスーパー銭湯や温泉施設が多い傾向にありました。
そのほか少数意見では、サウナ・岩盤浴の専門店、スポーツクラブやフィットネスジム、温水プール付きの施設など、実に様々な場所で利用していることが分かりました。
では、こうした温浴施設を利用する際にはどのような点を重視して選んでいるのか。サウナと岩盤浴のそれぞれで伺ってみることにしました。
サウナのある施設を選ぶ際に最も重視する点としては、「清潔であること(49.5%)」が約半数、次いで「利用料金(40.3%)」と続く結果となりました。
男女の違いを見てみると、男性は「駅や自宅から近い」ことを重視する方が多い一方で、女性は「お風呂の種類や泉質も充実していること」といった回答が多く、施設全体のクオリティにこだわりを持つ傾向にあるようです。
岩盤浴のある施設を選ぶ際に重視する点についても、最も多かったのは「清潔であること(64.3%)」、次いで「利用料金(35.7%)」という結果となりました。
この傾向を見る限り、サウナ・岩盤浴ともに、新型コロナウイルスの影響が続く現在では、衛生面を最も重要視している方が多いことが分かりました。
整いたい?美容のため?サウナや岩盤浴を利用する目的とは
サウナブームをきっかけに「整う」という言葉が広く知られるようになりましたが、サウナや岩盤浴を利用する目的も人それぞれありますよね。
今回アンケートの最後に、サウナや岩盤浴を利用する目的について伺ってみましたが、最も多かったのが「リフレッシュ・気分転換」という回答で、全体の約7割を占めました。
また、男女の違いを見てみると、男性は疲労回復やストレス発散など日々の疲れを癒やす目的が多い一方で、女性はデトックスやダイエットといった美肌や美容を目的に利用する方が多い傾向にあることが分かりました。
現在では健康や美容目的だけでなく、自分が行ったサウナの報告をSNSやブログ上で情報共有するサ活やカップルでサウナ・岩盤浴デートを楽しむなど利用の仕方にも変化が見られています。
若い女性の利用者が増加して新たなブームが到来しているこれからは、さらに利用目的の幅もどんどんと広がっていきそうですね。
まとめ
新型コロナウイルスの影響で、以前と比べてサウナや岩盤浴に気軽に行けなくなってしまいましたが、最近では完全個室のソロサウナや少人数で利用できる岩盤浴なども増えてきました。
在宅勤務や外出自粛の影響でおうち時間が長くなり、これまでとは違ったストレスが溜まったり、運動不足を感じたりすることも多いはず。しっかりと感染対策をとりながらサウナや岩盤浴を上手に利用して、心と体をリフレッシュする機会を作ってみてはいかがでしょうか。