「おうち時間」で健康に。
健康習慣に変化はある?!
新型コロナウィルスの影響で、テレワークや外出自粛など「おうち時間」が増えたことによって、健康や運動について、あらためて見直す機会になったという方も多いのではないでしょうか?
今回は、全国にお住まいの20-69歳の男女に対して「おうち時間における健康習慣・運動習慣」をテーマにアンケートを実施しました。
ライフスタイルやワークスタイルが変化していく中で、新しい健康習慣・運動習慣をはじめるきっかけとして、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
「おうち時間」が長くなって、みんなの意識はどう変わった?
まずは、全国に緊急事態宣言が発令され、自宅にいる時間が長くなった2020年4~5月にかけて「より良い健康づくりのために新しく意識して取り組んだことがあったか」について伺ってみました。
全体の半数以上が新しく取り組んだことがある、または取り組みはしなかったけれど意識したという回答でした。とくに若い方ほど、実際に新しい健康習慣や運動習慣に取り組みはじめたことも分かります。
自粛生活を通じて、新しい運動習慣・健康習慣も?
では、具体的に自宅で過ごす時間が増えたことによって、健康づくりのためにどのような習慣を取り組みはじめたのでしょうか。
新しい運動習慣や健康習慣のヒントを知るために、自粛前と比較しながら見ていきましょう。
これまでの日常的な健康習慣・運動習慣と言えば、屋外で運動したりリフレッシュしたりする取り組みが多く、自宅ではどちらかと言えば入浴や睡眠といった、日頃の疲れを取るための意識が向いていたことが分かります。
では、おうち時間が長くなった後は、この健康習慣や運動習慣にどのような変化が見られたのでしょうか。
このように同じ運動でも体操やヨガといった自宅でできる運動を取り入れたり、自炊によって食習慣を見直す取り組みを新しくはじめた方が増えました。
またこれから新しく取り組みはじめようと思っている方の中には、男女とも「日常生活の中での過ごし方」について関心を寄せている方が多いことが分かりました。
ただ新しい運動習慣・健康習慣の必要性を感じているものの、急激にライフスタイルやワークスタイルが変わったことによって、具体的にどのような取り組みをしたらよいか困っている方も増えていることが、今回の調査から分かってきました。
そこで新しい運動習慣や健康習慣づくりのために、実際に使いはじめた物、あるいは関心のあるツールやグッズについても今回伺ってみましたのでご紹介します。
みんなが関心のある自宅で使う運動器具や機材
まずは運動習慣づくりのための器具・機材やツールについて今使っているもの、または興味のあるものについて伺った結果、以下のようになりました。
バランスボール
1番多かったのはバランスボールで、とくに20代~30代の女性が体幹や全身をバランスよく鍛えることを目的に、バランスボールの利用または興味を持っているようです。
中にはテレワーク中のイスの代用としてバランスボールを活用する方もいらっしゃるなど、運動不足になりがちな自宅用アイテムとしては重宝します。大きくて場所を取るから困るという方は、バランスボールの代わりにストレッチポールを使って体幹やインナーマッスルを鍛えてみてはいかがでしょうか。
健康管理・運動を目的とするアプリ
アプリを使った健康習慣・運動習慣に取り組んでいる方や関心のある方は「続けられそうだから」という回答がどの世代も多かったです。
ストレッチ、筋トレ、ウォーキング・ランニングからラジオ体操専用のアプリなど、バリエーションが豊富なので、若い方からシニア向けまで自分に合ったアプリをセレクトできるのが魅力ですね。
運動用のマット(ストレッチマット/ヨガマット)
20代~30代の男女には、ストレッチやヨガ、筋トレなどのエクササイズをする時の補助マットも人気です。
フローリングのような固い床の上で運動をすると体に負担がかかりますし、賃貸マンションやアパートなどでは床の傷つきを防ぐ効果や防音効果もあるので、おうちでトレーニングをする際は1枚持っておくと非常に便利ですね。子どもがいるご家庭ならジョイントできる厚めのクッションマットを代用するのもおすすめです。
健康的な生活の必要要素とは?
グッズやツールについても聞いてみた
続いて、運動以外で健康習慣を作っていくためにどのような健康のためのグッズやツールを使っているのか、あるいは興味があるのかも伺ってみたところ、このような結果になりました。
体重計・体組成計
体重は健康のバロメーターという意識は、今も昔も、そしてどの世代も重要に感じているようですね。また、60代以降は毎日続けられそうだからという回答が多く、運動まではできないけれど、健康を意識するツールとして体重計・体組成計は欠かせないものと言えそうです。
最近では、家庭用でも推定骨量や体内年齢、部位別の脂肪率まで計測できる体組成計もあったり、スマートフォンと連動して毎日のデータが自動で取れたりするものも一般的になってきました。シンプルに体重が測れるのも変わらず人気ですが、新しい健康習慣をはじめる第一歩として自宅の体重計を見直してみるのもいいかもしれませんね。
健康食品
食事では摂ることができない栄養素を補うために、特定保健用食品(トクホ)のような保健機能食品やサプリメント・プロテインのような栄養補助食品と回答された方も、体重計・体組成計と同様に多く見られました。
選んだ理由としては、「続けられそうだから」という回答が全世代を通じて多かったですが、とくに40代以降の方は「疲れにくい身体になりたいから」という理由で健康食品を利用または検討している方が多いようです。
とはいえ、現在では種類も数え切れないほどありますし、不足している栄養素も個人によって違いがあるため、ただ摂取すればよいとも限りません。そのため、医療機関を通じて血液検査や尿検査で不足している栄養素を把握してから、目的に合った健康食品を探すという方法も検討してみてはいかがでしょうか。
空気清浄機・加湿器などの家電製品
健康習慣づくりのグッズやツールとして、意外に回答数が多かったのが空気清浄機や加湿器といった「室内環境を健康的に保つ家電製品」でした。
今回みなさんが健康グッズやツールに求めることは、共通して「簡単に続けられるもの」ということが分かりましたが、その最たるものが家電製品と言えるかもしれませんね。ハウスダストやカビ・ダニ等を防止する目的だけでなく、室内環境を良くして心身を健康にするという目的で自宅の家電製品を見直すというのも、新しい健康習慣の1つと言えるのではないでしょうか。