お弁当は買う派?手作り派?
最新の弁当事情を徹底リサーチ!
長引く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、気軽に外食しにくい環境が続く昨今。そのため、平日や休日に関わらず、昼食や夕食にお弁当を食べる機会が増えた方も多いのではないでしょうか?
15-69歳の男女を対象に「お弁当に関するアンケート」を実施したところ、およそ半数以上の方が、週に1回以上はお弁当を食べていることが分かりました。
とはいえ、コンビニや飲食店のテイクアウトのような市販のお弁当を買うことが多い方もいれば、毎日手作りするという方もいらっしゃいますよね。そこで今回は、このアンケート結果を元に、買う派と手作り派、それぞれの角度から最新のお弁当事情を徹底調査してみました。
目次
お弁当は買う派・手作り派、ずばりどっちが多い!?
はじめに、お弁当は買うという方が多いのか、手作りする方が多いのかについて伺ってみました。
僅差ながら買う派が多い結果となりましたが、男女差でみると、手作り派と回答した女性が男性よりも多いことがわかりました。これは子どもや旦那さんのお弁当を一緒に作る、家族世帯の回答が多かったことが理由として挙げられます。
また、お弁当を食べる頻度によっても買う派・手作り派に違いがみられ、月に数回や週1~2回しかお弁当を食べないと回答した方の多くは、市販品を購入していることが分かりました。一方で、平日のほとんどお弁当を食べる方は、手作り弁当が多い傾向にありました。
お弁当を購入する場面や購入場所を聞いてみた!
買う派・手作り派の割合がみえてきたところで、続いてはそれぞれのお弁当事情についてみていきましょう。まずは、市販のお弁当を購入するシーンについていくつか質問をしてみました。
はじめに、どのような時に市販のお弁当を購入するのかについて伺ってみたところ、「作るのが面倒な時(45.8%)」「作る時間がない時(40.0%)」といった、何かしらの理由でお弁当を作れない時に市販のお弁当を買うと回答した方が多い傾向にありました。
お弁当は手作り派という方でも、やはり毎日のことになると時間も手間もかかるもの。気持ちが乗らない時は作りたくないと思ってしまうこともありますよね。
また、仕事が立て込んでいてゆっくり食べられなかった時や、お店に並んでいるお弁当を目にして思わず食べたくなった時と回答した方も比較的多く、種類が豊富で、その時食べたいお弁当が手軽に購入できるのも、市販のお弁当の魅力と言えますね。
では、みなさんが市販のお弁当を購入する際、金額はどのくらいを目安にしているのか、この点についても伺ってみました。
1回あたりのお弁当にかける金額を見てみると、600円未満と回答した方が全体の73.1%で、その内400円~600円未満の回答が63.3%という結果に。この傾向から、お弁当を購入する際にはワンコイン(500円)前後を目安にしている方が多いようです。
手作り派が感じる「手作り弁当」の良いところは何?
続いて、手作り派のお弁当事情をみていきましょう。まずは、手作り弁当の魅力を探るべく「手作りのお弁当を食べる理由」について伺ってみました。
最も多かった回答は「食費を抑えることができる(47.0%)」でした。使う食材を工夫すればコスパを良くできるのは、手作り弁当の一番の魅力ではないでしょうか。
また、「好みの量に調整できる(26.3%)」「好きなものを食べられる(23.9%)」「栄養のバランスがとれる(21.3%)」といったように、自分の好みや体調に合わせたメニューや量を調整できるのも、市販のお弁当にはない手作り弁当のメリットと言えるでしょう。
お弁当作りどうしてる?作る際の悩みや工夫していること
手作りのお弁当は自分の好みに合わせて作れる反面、毎日のことになれば大変なことが多いもの。そこで、普段自分でお弁当を作っている方を対象に、どのような悩みを抱えているのか伺ってみました。
男女ともに最も多かったのは「メニューのマンネリ化」。とくに自分の分だけでなく、子どもや旦那さんのお弁当も一緒に作る機会の多い女性は、日々のメニューを考えるのが大変と感じているようです。また女性は、お弁当の傷みや食中毒といった衛生面で悩んでいる方も多い傾向にありました。
一方、男性は効率を重視する傾向があるようで、お弁当作りに時間がかかることに悩みを持つ方が多くみられました。また、栄養バランスや見た目と同じくらい味も重要で、「せっかく作るのであれば美味しい弁当を作りたい」というこだわりを持っている方も多いようです。
このように、人それぞれお弁当作りの悩みを抱えながら、日々のお弁当作りに励んでいるわけですが、限られた時間の中で工夫していることもたくさんあると思います。そこで今度はお弁当作りで工夫していることについて伺ってみました。
最も多かった工夫は「前日の夜に下準備をする」でした。時間が限られている朝にお弁当を一から作るのは本当に大変ですし、おかずを作ったら終わりではなく、詰める作業も意外と時間がかかるのが、お弁当ならではの悩みですよね。
エビフライの衣をつけておく、ウィンナーは切れ目を入れておく、飾り用の枝豆は茹でて皮から実を出しておく、といったように、前日の夜の内に調理の手前まで下準備しておくだけでも朝のお弁当作りに余裕が生まれます。
また、僅差で「冷凍食品を保冷剤代わりに活用する」という回答も多くみられました。最近では自然解凍できる冷凍食品のバリエーションも増えてきたので、食中毒が増える梅雨時や夏場の暑い季節は安心ですし、電子レンジで調理しなくても良い分、時短や電気代削減にもなります。
一方、女性に目立った回答は「作り置き常備菜をストックしておく」「前日のおかずをリメイクする」といった効率面や時短術。前日のおかずを活用している方は多いかもしれませんが、休日に1週間分の作り置き常備菜を作っておけば、毎日の時短になるのはもちろん、食費を抑える効果にもつながりますよ。
また男性には「なるべく火や包丁を使わないメニューにする」「一つで満足できるメニューにする」といった回答が多くみられました。洗い物を極力増やさない方法やフライパン1つで完成するレシピなど、いかにお弁当作りをラクにするかと考えることも、長く続けていくためには大事なポイントと言えるでしょう。
まとめ:お弁当ライフを上手に取り入れて、日々の暮らしを楽しく充実させよう
新型コロナウイルスの影響で、働き方や休日の過ごし方など大きく変わった私たちの生活。テレワークやおうち時間が増えたことで、今までより、少し時間に余裕ができたという方もいらっしゃるはず。
この機会に、お弁当作りにチャレンジしてみたり、たまにはちょっと贅沢して、豪華なお弁当を買ってきてお昼の時間をゆっくり楽しんだり、気分転換や家族とのコミュニケーションを深めるきっかけとして、お弁当ライフを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。