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初心者からガチ勢まで!キャンプ好きに聞いたおすすめのキャンプ用品&気を付けること初心者からガチ勢まで!キャンプ好きに聞いたおすすめのキャンプ用品&気を付けること

初心者からガチ勢まで!
キャンプ好きに聞いたおすすめのキャンプ用品&気を付けること

目次

近頃、テレビ番組や雑誌などで取り上げられる機会の多くなった「キャンプ」。
キャンプ芸人の中でも群を抜いて“ガチ勢”と呼ばれるヒロシさんや、遠く離れたドイツから動画配信しているドイツ人のYouTuberキツネさんなど、様々な業界でキャンプにはまる人が続出しています。

ものすごい勢いを見せているキャンプブームにおいて、「これからキャンプを始めてみようかな」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そんな時に気になるのは、キャンプにおける「アイテム」や「注意事項」などですよね。

そこで今回は、キャンプ経験者に対して「おすすめのキャンプ用品」や「キャンプで気を付けること」についてアンケートしました。
近々キャンプに行くといった方は、ぜひ今回の結果を参考にしてみてください!

キャンパーに聞いたおすすめキャンプ用品・選ぶポイント!

さっそく、キャンプ経験者にお勧めのキャンプ用品や、それらを選ぶポイントなどをアンケートしました。

キャンパーに聞いたキャンプを楽しむために必要なもの

まず、「キャンプを楽しむために外せないと思うアイテムはなんですか?」という質問をしたところ、以下のような結果となりました。

1位 53%:テントやテーブル、椅子など環境をつくるもの男性:49% 女性58%

キャンプへ行くのにテントやテーブルなどをないがしろにしてはいけませんよね。キャンプは宿泊することをイメージしますし、同様にご飯を作ったり食べたりする場所が必要です。

テーブルは「ハイスタイル」がおすすめ

おすすめなのは「ハイスタイル」のテーブル。高さがあるので、ご飯を食べたり飲み物を飲んだりする以外にも料理台としても使える、一石二鳥のテーブルです。
また、「テントやテーブル、椅子など環境をつくるもの」については女性の方が回答の割合が高い結果となりました。 “居心地のいい空間”に対するこだわりというのは、女性の方が強いのかもしれません。
男性の中には、「寝られるならなんでもいい」「物を置けるならなんでもいい」といった、過ごしやすい環境づくりに対してこだわりがあまりない人も多いと思います。
彼女や奥様とキャンプへ行く人は、空間づくりに気を使うと相手の女性も喜んでくれるのではないでしょうか。

2位 39%:料理を作るための器具男性:45% 女性:29%

山の中で食べるご飯は格別です。
“キャンプ飯”をよりおいしく楽しむためにも、調理器具は欠かせないアイテムの1つですよね。

人数に関わらず、とりあえずガスバーナーは
「ツーバーナー」で

おすすめはバーナーが2つ付いている「ツーバーナー」のガスバーナー。1人で楽しむ「ソロキャンプ」の場合にはシングルでも大丈夫かもしれませんが、複数で行くキャンプの場合には、「お楽しみのお肉を焼いている途中でガス欠になった!」という悲しい事態を防ぐためにも、ツーバーナーを選ぶのが無難です。
また、「料理を作るための器具」という回答は、男性と女性とで割合が大きく異なりました。
キッチンは女性の聖域とよく言いますし、女性の方がこだわりの強いものというイメージがありますが、意外な結果ではないでしょうか? しかしこれは、女性が調理器具を重要視していないというわけではなく、「調理器具よりも重要視したいものがある」という気持ちの表れだったのです。

3位 32.9%:動物や虫を寄せ付けないグッズ男性:27.6% 女性:40.7%

「動物や虫を寄せ付けないグッズ」の回答においても、男女で大きく差が出ました。女性が調理器具よりも重要視したいもの、それが「動物・虫の対策」だったということが窺えますね。
食べ物のにおいで動物が寄ってきたり、ランプや炎の明かりに虫が飛んできたりすることがあるでしょう。
そんな時に役立つのが、「虫よけスプレー」や「動物よけ線香」といった対策グッズ。生ごみやご飯の残りの処理に気を付けることはもちろんですが、補助的な役割としてこのようなグッズを持っていくとより安心できるでしょう。

虫よけの原点「蚊帳」がおすすめ

虫よけとしておすすめなのは、蚊帳です。畳んでコンパクトな状態で持ち運ぶものがほとんどで、ワンタッチで簡単に設置できる優れものも販売されています。虫よけスプレーなどを極力避けたい、小さなお子様連れのファミリーキャンプの場合、特に重宝する虫よけグッズです。山には野生の動物だけでなく、命にかかわるような害虫がいる場合もあります。虫くらいどうってことない、と思う人もいるかもしれませんが、気を付けておいて損はないでしょう。

4位 26.5%:ウェットティッシュ、汗拭きシートなど衛生グッズ男性:18.6% 女性:37.5%

女性には衛生面に敏感そうなイメージがありますが、女性の回答率が男性よりも倍以上と、まさにその通りの結果となりました。
机の上に食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合、放置すると虫や動物が寄ってくる原因にもなり得ます。また、お風呂やシャワー設備のないキャンプ場の場合には、一緒にいる相手に不快な思いをさせないためにも、汗の処理はしっかりしておきたいところ。衛生管理は重要なことですので、ウェットティッシュや汗拭きシートは、キャンプ時にはぜひ持っていきましょう。しかし、このようなグッズはゴミになるものなので、キャンプ終了時にしっかりゴミ処理をすることが大事です。

5位 11.6%:遊ぶためのツール男性:11.7% 女性:11.5%

こちらは男女ともにほぼ同率の結果となりました。
ご飯を作ったりテントで過ごしたりなど、キャンプ自体が最大の遊びです。自然に囲まれることで開放的な気分になり、これまで明かせなかった胸の内などをキャンプファイヤーの炎を眺めながら語り合うだけでも、キャンプの醍醐味と言えるのではないでしょうか。
しかし、定番で盛り上がる遊び道具によって、キャンプをさらに最高な思い出にすることもできます。

湖や川が近くにある場合はぜひ!「水鉄砲」

大人になるにつれて触れる機会がぐっと減る、水鉄砲。お子様だけではなく、大人も意外に楽しめるものですよ。近くに湖や海があるキャンプ場へ行く方は、ぜひ、恥ずかしがらず水鉄砲を持っていきましょう。童心に帰り楽しめると思いますよ。中には大きなものもありますが、基本的に水鉄砲は小さく軽量ですので、持ち運ぶのにも邪魔になることは少ないでしょう。

6位 9.6%:ほっとひと息つくためのコーヒーメーカー男性:男性:11.7% 女性:6.7%

最下位は「ほっとひと息つくためのコーヒーメーカー」でした。食後のコーヒーは絶対、というこだわりのある方は、コーヒーメーカーにもこだわってみてはいかがでしょうか。

山中でもお手軽に本格コーヒー!
「パーコレーター」

アウトドア好きには以前から根強い人気を持つのがパーコレーターです。 水を入れ、中のバスケットにコーヒーの粉を淹れて火にかけ、上部の透明ノブで沸騰した水がコーヒーの色に変わったことが確認できたら完成です。高温で抽出するため、豆の強い味わいを楽しめます。
さらに、バーコレーターはお湯を沸かすケトルとしても使えるハイブリッドなアイテム!キャンプのお供に持ってこいです。なお、食後のコーヒーには、男性の方がより重要性を感じているようです。調理器具の回答率も男性が多かったことから、キャンプにおける飲食には、男性の方にこだわりが強いことが窺えました。
今度のキャンプメンバーに気になる相手がいる女性は、キャンプ用の調理器具やコーヒーメーカーをリサーチして教えてあげたりすると、好感度アップを狙えるかもしれませんね。

キャンパーに聞いたキャンプ用品を買う時に気を付けること

前項で、キャンプを楽しむために必要なアイテムが分かりました。では、それらを選ぶ際に注意して見なければいけないポイントは何でしょうか?
キャンプ経験者に「キャンプ用品を選ぶときに最も優先するポイントは何ですか?」というアンケートをとりました。

― キャンプ用品を選ぶときに最も優先するポイントは?― ― キャンプ用品を選ぶときに最も優先するポイントは?―

男女ともに最も回答率の高かったのは「機能性」でした。どれだけコンパクトでも、見た目がオシャレでも、使えなければ意味がありませんから、当然の結果と言えるでしょう。

次に多かったのは、「コンパクトさ」。こちらはやはり女性の方が高い回答率となりました(男性15.9%、女性21.2%)。持ち運びもそうですが、あまり大きすぎると女性には扱いづらいことが想定できるため、こちらも納得の結果と言えるでしょう。

その次には「頑丈さ」「軽量さ」といったポイントが並び、「値段」や「ブランド」はあまり重要視されていないことが分かります。
キャンプは自然に触れあえる場ですが、それと同時に危険とも隣り合わせの環境。そのサバイバルを安全に楽しむためには、機能性・コンパクトさ・頑丈さなど、実用性を重視してアイテムを選ぶことが大切なようですね。

キャンパーに聞いたキャンプでの注意事項!

次に、最も大切な「キャンプでの注意事項」についてアンケートしました。
「キャンプで最も気を付けるべきことは何だと思いますか?」という質問に対して、キャンプ経験者の回答は以下の通りとなりました。

1位 26.5%:火の始末

最も気を付けるべきことは「火の始末」です。
調理時のガスコンロの火ももちろんですが、最も注意すべきは、キャンプの醍醐味の一つ「キャンプファイヤー」の火です。
キャンプ場には自分たちだけでなく、他にもキャンプを楽しみに来ている人がいます。他の人が気持ちよくキャンプができるよう、そして、自分のテントに飛び火で穴が…、といった悲しい事態を避けるためにも、火の扱いには最大限注意を払いましょう。
何より、キャンプは自然との共存のうえに成り立つものです。火の不始末により土壌が荒れる、果ては山火事に至る恐れもある、ということもしっかり念頭に置いたうえで、キャンプ地の自然を守るという意味でも火の始末にはくれぐれも気を付けなければいけません。

2位 22.9%:事前準備などの計画性や、
緊急時の想定力

キャンプだけには限られませんが、「最悪の事態」を想定し備えておく必要があるでしょう。「もし、焚火が飛び火してしまった場合にすぐに消せるように水や砂を近くにおいておく」、「山では季節外れでの雪や雨が降ることがあるため、温かい季節でも防寒具を持参する」、など、もしもの話は挙げるときりはありませんが、安全のためには考えすぎるくらいがちょうどいいです。

3位 14.9%:場所選び

例えば、キャンプ場によっては、「キャンプファイヤー不可」の場所もあり、たとえ可能だとしても「直火不可」の場合もあります。また、水道やコテージなどがそろっているキャンプ場もあれば、そのような設備などはなにもないキャンプ場もあります。
キャンプ場の特徴によって持ち物や服装も変わりますし、逆に言えば、自分のしたいキャンプ像にあわせてキャンプ場を選ぶ必要があります。「キャンプで何をしたいか」をしっかりイメージして選ぶと良いでしょう。
※直火…直接地面に薪や落ち葉を敷いて火を焚くこと

4位 10.4%:ゴミの始末、防寒・防雨対策(同率)
5位 8.4%:野生の動物・虫

その他には、ゴミの始末、防寒・防雨対策、野生の動物・虫といった事項が並びました。どれが重要でどれをないがしろにしていい、というわけではなく、全てが重要なことです。キャンプを安全に楽しく終えて、いい思い出とするためにも、入念な準備と注意喚起を心掛けましょう。

空前のキャンプブーム、キャンプの魅力とは?

現在キャンプブームの真っただ中ですが、これほどまでに人を虜にするキャンプの魅力とは何なのでしょうか?
20代~70代の男女に、春夏(4月~9月)と秋冬(10月~3月)におけるキャンプの頻度についてアンケートしてみました。

― キャンプをする頻度は?(春夏4~9月)― ― キャンプをする頻度は?(春夏4~9月)―
― キャンプをする頻度は?(秋冬10~3月)― ― キャンプをする頻度は?(秋冬10~3月)―

月1回以上・週に1回以上といった明らかに“高頻度”でキャンプをする人は、春夏のシーズンにおいて1.6%、秋冬のシーズンにおいては1.1%でした。

昨今テレビ番組や雑誌でキャンプがよく取り上げられていることから「キャンプを極めている“ガチ勢“が急増している」というイメージが先行していますが、仮に「高頻度=ガチ勢」とするならば、ガチ勢キャンパーは意外にも少ないようです。

しかしながら、なかなかキャンプに行く時間が取れない中でも、キャンプが好きで1回のキャンプに全力投球する人も、十分「ガチ勢」と呼べるのではないでしょうか。

次の「キャンプは好きですか?」という質問に対しては、60%近くの人が「好き・どちらかと言えば好き」と回答しています。

― キャンプは好きですか?― ― キャンプは好きですか?―

その約60%の人たちに、キャンプを好きな理由もアンケートしました。

キャンプを好きな理由として最も多かったのは、男女ともに7割以上の人が回答した「自然に囲まれているところ」でした。その次に「飯盒炊飯やキャンプファイヤー」「星空がキレイ」といった回答が多く、キャンプ好きにとってキャンプの魅力とは自然の中にいることで体験できる「非日常」が大きいことが分かりました。

しかし、その次に多かった「都会の喧騒から離れられるところ」という回答については、男性が37%も回答しているのに対し、女性は19%と、男女で大きく差が出る結果となりました。男性の方が、自然に癒しを求めている人が多いのかもしれません。
また、「一緒に行った相手と協力することで仲が深まるから」という回答についても、女性35%、男性21%と、男女で差が出ました。
どちらかというと女性の方が、キャンプを「誰かと楽しむもの」として考えている場合が多いということなのでしょうか。

そこで、キャンプには誰と行くのかアンケートを取ったところ、以下のような結果になりました。

― キャンプには誰と行きますか? ―― キャンプには誰と行きますか? ―

最も多かったのは「家族で」という回答で、男女ともに半数以上の回答率となりました。
なお、「友人と少人数で」「1人で」など、少人数でキャンプに行くと回答した男性は40%いるのに対し、女性は17%でした。逆に、「友人と大人数で」「グループデートで」などの比較的大人数でキャンプに行くと回答した男性は18%、女性は26%となりました。

このアンケートの結果からも、女性はキャンプを「誰かと楽しむもの」としている場合が多く、男性はどちらかというと、「個人で楽しむ/同じ趣味同士で楽しむもの」としていると言えるでしょう。

空前のキャンプブーム、キャンプの魅力とは?

最後に、「これからキャンプに行く予定はありますか?」という質問をしたところ、半数以上の人が「行く予定がある/予定はないが行きたい」と回答しました。

― これからキャンプに行く予定はありますか? ―― これからキャンプに行く予定はありますか? ―

キャンプは、危険なことや注意すべきことが多くありますが、自然と触れ合えて開放的になれる遊びのひとつです。
1人で究極のキャンプを追い求めることもできれば、大人数でわいわいと楽しんで絆を深めることもできるので、キャンプはハイブリッドなレジャーと言えるでしょう。

キャンプ経験者から回答を得た今回の調査を参考に、事前準備をしっかりして、素敵なキャンプを楽しんでくださいね。