令和の漫画最新事情!
2000年代の名作・漫画アプリランキング!
今や世界に誇る日本文化の一つである「漫画」。子供から大人まで幅広い世代に親しまれています。
今回15-69歳の方を対象に「漫画に関するアンケート」を実施しましたが、半数以上の方が漫画好きで普段から読んでいることが分かりました。
ここではそんな漫画の最新事情を探るべく、どのように漫画が読まれているのかをさまざまな角度から調査してレポートにまとめました。2000年代の名作人気ランキングも発表していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
普段どれくらい漫画を読んでいる?
最初に、みなさんが普段どれくらい漫画を読んでいるのか、頻度と1日に読む時間について伺ってみました。
普段から漫画を読んでいる方は「毎日1回以上」が10.9%でしたが、全体的に読む頻度にはバラツキが見られました。また、漫画を読む時間は、1日あたり「30分未満」が30.4%、「30分~1時間未満」が29.3%と、比較的短めの方が多い結果となりました。
令和で人気のジャンルや作品のランキングを大発表!
続いて、どのようなジャンルや作品が人気なのかを伺っていきました。ここではそれぞれの結果をランキング形式で発表したいと思います。
好きな漫画ジャンルランキング
まずは漫画のジャンルを15個に分類して、人気ジャンルを調査した結果から発表します。
1位 恋愛・ラブコメ
好きな漫画ジャンルの第1位は「恋愛・ラブコメ」でした。中高生の甘酸っぱく、思わずキュンキュンとしてしまう恋愛模様や複雑な人間関係が織りなすハラハラ・ドキドキする大人の恋愛事情が魅力のジャンルです。今回の調査では10代~30代の若年層と女性層に圧倒的支持されていることが分かりました。
2位 ファンタジー
第2位は、現実世界とは異なる空想世界が舞台のファンタジー漫画です。冒険系の王道ファンタジーから現実世界と異世界が混在するストーリーなど、作者の世界観が色濃く表現される点が魅力です。こちらは世代に関わらず男女ともに人気のジャンルのようです。
3位 ギャグ・コメディ
第3位は、笑いの要素が随所に盛り込まれているギャク・コメディ漫画です。正統派のギャグ漫画からジワジワと笑いが込み上げてくるシュール系、笑いと涙を匠に織り交ぜてくるストーリーなど作品によって”笑い”はさまざま。今回の調査では30代~40代の働き盛り・子育て世代からの支持が高い結果となりました。
2000年代人気の名作ランキング
続いて、2000年~2021年の間に発売された作品(現在連載中の作品も含む)の中から、売上発行部数・レンタル数の多かった35作品をピックアップして調査したランキング結果がこちらです。
1位 鬼滅の刃
2016年~2020年まで週刊少年ジャンプ(集英社)で連載された、吾峠呼世晴さんによる「鬼滅の刃」が第1位に輝きました。漫画の完結後も劇場アニメが公開されて日本歴代興行収入を更新したり、テレビアニメもシリーズ化されるなど、その人気は現在も続いています。今回の調査では男女ともに第1位を獲得、特に30代~50代に高く支持されている作品です。
2位 名探偵コナン
第2位は、週刊少年サンデー(小学館)で1994年から連載中の超ロングセラー漫画「名探偵コナン」でした。主人公の江戸川コナンが謎に包まれた数々の犯罪を解決していくミステリー・推理作品です。ラブコメやアクション要素も盛り込まれていることから、こちらも男女ともに支持され、特に10代~20代の若年層に人気となっています。
3位 ONE PIECE
第3位は尾田栄一郎さんによるONE PIECEがランクイン。こちらも1997年から続く超ロングセラー作品で、現在世界累計発行部数は5億部を突破して、ギネス世界記録を更新し続けています。海賊王を夢見る主人公モンキー・D・ルフィが冒険を通じて出会う、さまざまな仲間たちとの感動エピソードをメインに描くファンタジー・バトル作品です。今回の調査では、連載開始時には小中学生だった30代男女に人気が高く、根強いファン層が人気の下支えをしている作品と言えます。
好きな漫画が実写化されるのは嬉しいもの!?
賛成派と反対派の意見をそれぞれ聞いてみた!
最近では、人気作品になるとテレビアニメ化や映画化されることが一般的となっています。こうした中でファンにとって賛否が分かれることが多いのが「作品の実写化」ではないでしょうか。
「漫画作品が実写化されることについてどのように思いますか?」と伺ってみたところ、賛成反対どちらでもない(58.2%)という意見が最も多かったものの、賛成が15.7%、反対が15.4%と同じ程度の割合で賛否が分かれる形となりました。
賛否それぞれの理由を見ると、実写化においては「原作の世界観が壊されていないこと」が共通して重要な点であることが分かってきました。
思い入れのある作品ほど、登場人物や原作のストーリーを大切にしたい気持ちが強くなるため、そのイメージとのギャップがあまりに大きい出演者や内容だと受け入れ難いと感じる方もいらっしゃるようですね。
令和の今を探る!
漫画を読むなら”紙媒体”それとも”電子媒体”?
スマートフォンやタブレットの普及によって、最近では読みたい漫画の探し方や読み方の選択肢はどんどん増えて来ています。
「あなたはどの媒体で漫画を読むことが多いですか?」という質問をしてみたところ、雑誌(33.9%)や単行本(53.9%)などの紙媒体が多かったものの、スマートフォン(40.1%)、タブレット(7.6%)などの電子媒体で漫画を読む方も多くなっていることが分かりました。
その背景には、さまざまな作品が手軽に読める「漫画アプリ」が充実してきていることも、1つの理由と言えるでしょう。そこで、現在どのような漫画アプリが人気なのかについても調査してみました。
総合ランキングTOP3は「少年ジャンプ+」「ピッコマ」「LINEマンガ」となりました。男女別に見てみると男性は「dブック」や「マガポケ」、女性は「めちゃコミック」の利用も多いようです。
掲載している作品数やジャンルが違ったり、そのアプリでしか読めないオリジナル作品があったりと、アプリの特徴もいろいろあります。この機会に、読みたいと思う漫画を探すために、まだ利用したことのない漫画アプリを使ってみてはいかがでしょうか。
じっくり漫画と向き合う時間を作って新たな発見を!
最後に、漫画を普段から読んでいる方に「漫画を読む理由」について伺ってみたところ、次のような結果になりました。
純粋に作品自体を楽しみたいと思う方がいる一方で、暇つぶしやストレス解消、癒しを求めて漫画を読む方も多いことが分かりました。
漫画には、日々の生活の活力となったり、時には人生のターニングポイントとなるきっかけを与えてくれるといった魅力もあります。
最近漫画を読まなくなってしまったという方は、日常生活や人生に役立つ新しい発見につながるかもしれませんので、ぜひこの機会に、本記事で紹介した中から気になる漫画を見つけて、じっくりと読む時間をもうけてみてはいかがでしょうか。