横浜F・マリノス
1993年に開幕したJリーグの“オリジナル10”のひとつで、今年で30周年を迎えたJリーグを長年に渡って牽引してきたクラブだ。これまでに一度もJ2リーグに降格経験がないのは、鹿島アントラーズと横浜FMの2チームのみとなっている。
堅守を代名詞に1995年にリーグ初優勝を成し遂げると、2003年、2004年と連覇を達成。その後、タイトルから遠ざかったものの2018年にアンジェ・ポステコグルー監督(現セルティック監督)が就任すると、超攻撃的なチームへと変貌。ハイプレス&ハイラインの革新的なスタイルで強烈なインパクトを放った。
翌2019年に15年ぶりのリーグ制覇を成し遂げると、2021年途中にポステコグルー監督の後を引き継いだケヴィン・マスカット監督も攻撃スタイルを継承。2022年には鹿島の8回に次いで歴代2位となる5度目の優勝を果たした。
連覇を狙う今季も、開幕から好調を維持する。アンデルソン・ロペス、エウベルらブラジル人選手が攻撃の中核を担い、中盤では喜田拓也、渡辺皓太ら技術とハードワークを兼備したタレントが躍動。最終ラインにも畠中槙之輔ら日本代表経験のある実力者が揃う。組織と個性が融合したチャレンジングなサッカーは観る者を魅了し、スタジアムに大きな熱狂をもたらしている。
なお、横浜F・マリノスは2014年より今回の「明治安田ワールドチャレンジ2023」で対戦するマンチェスター・シティを中心とする「シティ・フットボール・グループ」の傘下にあり、同グループのサポートがクラブ強化を推し進める大きな要因となっている。
クラブ創設年 | 1992年 |
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クラブ所在地 | 日本・神奈川県横浜市 |
タイトル | リーグ優勝 5回 リーグカップ優勝 1回 天皇杯優勝 7回 スーパーカップ優勝 1回 |
FEATURED PLAYERS
/注目選手
FW 30
西村 拓真
ロシア、ポルトガルでのプレー経験も持つストライカーは、昨季加入するとトップ下の位置に入り新境地を開拓。攻撃の起点となるとともに、2列目からエリア内に飛び込んでゴールを量産する。試合を通して攻守に関わり続ける運動量も持ち味で、今季の浦和戦では14キロ超を走破。昨年からは日本代表にもコンスタントに招集され、今年3月にはウルグアイからもゴールを奪っている。
FW 23
宮市 亮
高校卒業後に海外でプロのキャリアをスタートさせた快足ウインガー。長年、イングランドやドイツで活躍し、2021年途中に“逆輸入”で横浜FMに加入した。鋭い仕掛けが持ち味で、高い決定力も誇る。昨年7月に大怪我を負ったが、懸命なリハビリを経て5月末に復帰。かつてプレミアで衝撃を与えた爆発的なスピードは衰えていない。
MF 18
水沼 宏太
元日本代表MF水沼貴史氏を父に持つサラブレッド。プロのキャリアをスタートさせた心のクラブに2020年に復帰すると、正確なクロスでアシストを量産。昨季はキャリアハイに並ぶ7得点を挙げて優勝に貢献するとともに、32歳にして日本代表初選出も果たした。チームのムードメーカーでもあり、横浜FMの攻撃のカギを握るプレーヤーだ。
MF 8
喜田 拓也
フォア・ザ・チームの精神を強く持つ情熱的なキャプテンでありチームの精神的支柱。下部組織から横浜FM一筋で育った頭脳派ボランチは、的確なポジショニングで危険エリアを埋め、小柄ながら対人プレーにも強さを発揮。相手のプレスを受けながらも確実にボールを引き出し、守から攻へのつなぎ役もこなす。
DF 4
畠中 槙之輔
最終ラインを支える不動のディフェンスリーダー。昨季は出場機会が減少も、今季は完全復活し欠かせぬ存在としてフル稼働を続ける。地上戦・空中戦ともに対人プレーに強く、的確なカバーリングも魅力。足技にも優れ、リスクを恐れぬ縦パスで攻撃のスイッチを入れる。
監督
ケヴィン・マスカット
イングランド出身でオーストラリア国籍を持つ指揮官は前任のポステコグルー監督を師と仰ぎ、攻撃スタイルを継承する。
現役時代はDFでプレミアリーグでもプレー。
ハードタックルで鳴らしていたが、監督となった現在は冷静かつ的確な采配を振るう。
PLAYER
/ 選手一覧
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監督
ケヴィン・マスカット
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GK 1
一森 純
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GK 21
飯倉 大樹
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GK 31
白坂 楓馬
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GK 50
オビ パウエル オビンナ
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DF 2
永戸 勝也
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DF 4
畠中 槙之輔
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DF 5
エドゥアルド
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DF 13
小池 龍太
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DF 15
上島 拓巳
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DF 19
實藤 友紀
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DF 26
小池 裕太
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DF 27
松原 健
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DF 33
角田 涼太朗
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DF 38
吉田 真那斗
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MF 6
渡辺 皓太
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MF 8
喜田 拓也
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MF 16
藤田 譲瑠チマ
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MF 17
井上 健太
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MF 18
水沼 宏太
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MF 25
吉尾 海夏
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MF 28
山根 陸
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MF 34
木村 卓斗
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MF 35
榊原 彗悟
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FW 7
エウベル
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FW 10
マルコス ジュニオール
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FW 11
アンデルソン ロペス
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FW 14
植中 朝日
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FW 20
ヤン マテウス
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FW 23
宮市 亮
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FW 30
西村 拓真
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FW 36
村上 悠緋
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FW 41
杉本 健勇