子どもの頃は苦くて嫌いだったのに、大人になると毎日1杯は飲まないと落ち着かないという方も多いコーヒー。世界中に多くの愛好家がいることでも知られている飲み物です。
ここ数年で働き方が変わり、おうち時間が増えたことで、コーヒーを飲む機会が増えたという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、15-69歳を対象に「イマドキのコーヒー事情」をテーマにアンケート調査を実施しました。
はじめに、コーヒー好きとそうでない方の割合を探るべく、ずばり「あなたはコーヒーが好きですか?」という質問をしてみました。
「大好き」「好き」と回答した方が69.3%、「あまり好きではない」「嫌い」と回答した方が10.8%と、今回の調査ではコーヒー好きが非常に多い結果となりました。また、男女別で見てみると、「大好き」「好き」と回答した男性は73.3%、女性は67.0%と、男性の方にコーヒー好きが多い傾向にあるようです。
一方、コーヒーが「あまり好きではない」「嫌い」という方にその理由を聞いてみたところ、苦味(75.0%)、酸味(20.6%)と回答した方が多く、自由回答の中には、コーヒーを飲むことで気持ち悪くなったり、頭が痛くなるという方も見られました。
コーヒーや緑茶にはカフェインが多く含まれることで知られていますが、このカフェインが体に合わないためコーヒーが苦手という方も一定数いらっしゃるようですね。
ここからは、普段コーヒーを飲む方を対象に、どのようにコーヒーライフを楽しんでいるかについて見ていきたいと思います。
まず、コーヒーを飲む頻度について伺ってみたところ、約7割の方はコーヒーを毎日飲むことが分かりました。中でも3割弱の方は1日に3杯以上飲んでいるようで、コーヒーを飲むことはルーティンとなっている方も少なくないようです。
続いて、どのような場所でコーヒーを飲むことが多いのかを伺ってみたところ、「自宅」や「職場」が非常に多く、飲食店でコーヒーを飲む方はそれほど多くない印象を受けました。
また、普段よく飲むコーヒーのタイプついても伺ってみましたが、スーパーやコンビニエンスストア等で売られているコーヒーを購入する方が多いようで、これらの傾向からコーヒーは「毎日の生活に密着した飲み物」と言えるかもしれません。
コーヒーを飲む場所は「自宅」が最も多いことが分かりましたが、みなさんはおうちでどのようにコーヒータイムを楽しんでいるのでしょうか。
おうちで飲むコーヒーはペットボトルや缶コーヒーのような出来上がった状態で売っているものよりも自宅で淹れて飲む方が多いようです。また、コーヒーのタイプはお湯を注ぐだけのインスタントコーヒー、次いで挽いた豆をドリップするレギュラーコーヒーがよく飲まれています。
男女別で見てみると、女性は「インスタントコーヒー」や「ドリップバックコーヒー」など手軽に飲めるタイプを好む一方で、男性は「豆から挽く」や「レギュラーコーヒー」と回答した方が多く見られました。
最近ではミル付きのコーヒーメーカーなど、ボタン1つで挽きたてのコーヒーが手軽に飲めるようになったので、この機会におうちで飲むコーヒーにこだわってみると、新たなコーヒーの魅力に出会えるかもしれませんね。
一口にコーヒーと言っても種類がたくさんありますが、どのようなコーヒーが人気なのでしょうか。そこで続いては、好きなコーヒーの種類と飲み方について伺ってみました。
最も人気だったのは、さまざまなコーヒー豆を調合した「ブレンドコーヒー」でした。ブレンドコーヒーはメーカー各社や専門店でバランスよく調合された商品が多く販売されているので、自分好みのコーヒーを試す楽しみがありますよね。
また、カフェなどに多いエスプレッソにスチームミルクを加えた「カフェラテ」やコーヒーと牛乳を半々に割った「カフェオレ」など、苦味を押さえたマイルドなコーヒーも人気があるようです。
合わせてコーヒーの飲み方についても伺ってみましたが、どちらかと言えば砂糖やガムシロップなどで甘くせずに、純粋に香りや味を楽しみたい方が多いようです。では、コーヒーを飲む際には、みなさんは一緒にどのようなものを食べているのでしょうか。よく食べるものや好きなものについて伺ってみました。
コーヒーの苦味とコクがマッチするものと言えば、やはり甘いもの。特に「チョコレート」「ケーキ」「クッキー」といった洋菓子がランキング上位を独占する結果となりました。
また、コーヒーを飲む時は一緒に何も食べないという方も意外とたくさんいらっしゃるようで、特に男性は女性よりもその傾向が強いことも分かりました。
最後に、「コーヒーを飲みたいと思うのはどのような時ですか?」と伺ってみました。この傾向から、コーヒーはほっと一息つきたい時間や集中したい時など、よい意味で気分を切り替えてくれる飲み物であることが分かります。
今までよりも一層コーヒータイムを楽しいひと時にするために、コーヒーを普段からよく飲む方はもちろん、これまであまり進んで飲むことはなかった方も、この機会に改めてお気に入りのコーヒーを探してみてはいかがでしょうか。