2020年東京オリンピック、注目競技ランキング!
五輪の魅力や観戦場所も
目次
2020年夏、東京にて再びオリンピックが開催されます。
それに向けて各競技の強化選手の猛特訓はもちろんのこと、様々な人や企業、団体が東京オリンピックを成功させるために力を合わせています。56年前の東京オリンピックが開催されるにあたっての、そのような日本人の熱き戦いを描いたNHKの大河ドラマ「いだてん」も現在大人気放送中ですね。
みなさんは、オリンピックがどれくらい待ち遠しいでしょう?
人によっては、「観光客であふれかえりそうで、通勤が大変そう…」と思う気持ちも否定できませんが、国を挙げての最大のスポーツの祭典に心躍る人も多いはずですよね!
今回は、そんな世界中が注目する2020年の東京オリンピックについて、10代~70代の男女にアンケートを実施しました。注目競技ランキングや、これほどまでに人々を魅了するオリンピックの魅力について探っていきます。
「来年に迫る東京オリンピック、どの種目に注目しよう?」
「これまでオリンピックにあまり興味がなかったけれど、今回は何か応援してみようかな…」
と思っている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!
開催まで1年を切った!
東京オリンピックに対する人々の反応は?
オリンピックの関心度合いは人それぞれですが、テレビでもオリンピックの情報が連日報道され、アスリートの特集などもあり、関心は高まっているのではないでしょうか?
そんな東京オリンピックへの関心の高さを調査しました。
全体の6割が「とても楽しみ」「楽しみ」と答え、オリンピックを心待ちにしている人が半数以上を占める結果となりました。「楽しみではない」「全く楽しみではない」と答えた人の割合が1割程度に収まりましたが、「どちらとも言えない」という回答がその倍の2割ほどあります。恐らく、楽しみな反面、とても暑い中での観戦や交通やお店の混雑など、懸念される点もあるからどちらとも言えない、といったところではないでしょうか。
なお、「とても楽しみ」と答えている人は、60代以上の世代に多いことが分かりました。この世代の人は自分の子供時代に東京オリンピックを経験されている方が多いはずですので、当時の感動を再び味わえるということに、きっと心を躍らせているのでしょう。
2020年東京オリンピック、注目競技は?
アンケート結果をランキングで発表!
注目されているオリンピック競技についてランキング形式で発表していきたいと思います。
前項の質問でオリンピックを「楽しみ」「とても楽しみ」と答えた方に、「どの競技に注目していますか?」というアンケートを行った回答結果になっています。
1位 水泳(59.4%)
今回のアンケートで最も注目されている競技は「水泳」でした。
長いオリンピックの歴史の中でも、日本人の活躍が目立つ水泳ですので、当然の結果といったところでしょうか。2016年のリオオリンピックでは、日本は計12個もの金メダルを獲得しています。
2020年東京オリンピックの水泳における注目選手は、もちろん瀬戸大也選手でしょう。
今夏に開幕した世界水泳選手権で瀬戸選手は、銀メダル1個(200mバタフライ)・金メダル2個(200m個人メドレー、400m個人メドレー)と、計3個のメダルを獲得しました。なお、これまでの世界水泳選手権で瀬戸選手が獲得した金メダルは合計4つにまで登り、これは、日本における競泳の歴史において史上最多を誇っています。
並々ならぬ努力の結果、2020年東京オリンピックの日本代表選手となり、日本国民の期待を一身に背負う瀬戸選手。体の故障にはくれぐれも注意し、ぜひ来年の東京オリンピックに万全の体制で挑んでいただきたいところですね!
2位 陸上競技(54.1%)
続いて2位は54.1%の回答を得た陸上競技でした。
これまでのオリンピックの歴史のなかでも日本代表選手が獲得した金メダルの総数は7個とあまり多い方ではなく、恵まれた体格を持つ外国人選手のなかで、特に短距離走ではいつも日本は劣勢に立たされてきました。しかし、1928年アムステルダムオリンピックの男子三段跳にて、織田幹雄選手がオリンピック陸上競技における初の金メダルを獲得、その後、マラソンや跳びの競技で日本人選手は好成績を残しています。そしてリビングレジェンドと言っても過言ではない、「Qちゃん」こと高橋尚子選手が2000年のシドニーオリンピックの女子マラソンにて金メダルを獲得したことをきっかけに、2004年のアテネオリンピックでは室伏広治選手が男子ハンマー投げで、野口みずき選手が女子マラソンでそれぞれ金メダルを獲得し、陸上競技における日本の存在を世界中に知らしめることとなりました。
昨今ではサニブラウン・ハキーム選手やケンブリッジ飛鳥選手、桐生祥秀選手など、短距離において好成績を収める選手が続出しており、東京オリンピックへの出場が期待されています。これまで、持久力や跳躍力が強いというイメージのあった日本において、短距離という新たな強みも加わりつつあり、さらなる期待に胸が膨らみます。
2020年東京オリンピックの陸上競技における日本代表選手はまだ確定しておりませんが、今から熱いエールを送りたいところです!
3位 柔道(42.5%)
3位は「柔道」でした。日本発祥のスポーツとあって、注目する人も多いようです。
柔道は、1964年の東京オリンピックよりオリンピック競技に加わり、その大会で中谷雄英選手が堂々の金メダルを獲得しました。その後も素晴らしい選手の努力のもと、これまでオリンピックで日本が獲得した金メダルの総数はなんと39個にも及び、そして銀メダル・銅メダルを含めるとなんと84個。日本は柔道において確固たる地位を保ち続けています。
また、2019年8月25日~9月1日にかけて柔道の世界選手権が行われました。
注目すべきはやはり、同大会で男子73キロ級の金メダルを獲得した大野将平選手でしょう。試合後のインタビューにて彼が自身の結果について「何の驚きもないですね」と答えたことはあまりにも有名な話。この発言は様々なメディアで取り上げられ、彼の並々ならぬ努力に裏付けられた絶対的自信におののくばかりです。
大野選手は2016年のリオオリンピックにおいても金メダルを獲得しており、2連覇を目指して闘志を燃やしています。私たちもめいっぱい応援しましょう!
4位以下には、体操(39.8%)や卓球(39.8%)、野球・ソフトボール(39.3%)といった日本の得意としている種目が並ぶ結果となりました。それぞれ期待の注目選手が多いですが、皆さんは誰を応援するのでしょうか?日本選手はもちろん、海外選手にも注目してオリンピックを存分に楽しみたいですね。
知ってる?東京五輪の追加競技4つ
ところで、皆さんは2020年の東京オリンピックで追加された競技4つをご存知でしょうか?残念ながら、まだあまり世間には浸透していないようで、「4競技全て知っている」という人は、どの世代においても10%を下回る結果となりました。
追加競技はスポーツクライミング、スケートボード、空手、サーフィンの4つ。
ちなみに前項での全競技の注目ランキングでは、スポーツクライミングから順に15位、16位、17位、18位に並んでいます。
これら追加競技の中でどの競技を注目しているか、調査した結果をご紹介します。
追加競技4つのみに絞ってみても、やはり最も注目されているのは、半分以上の回答を得た「スポーツクライミング」でした。
こちらの競技は他の3競技と比べてルールや種目をよく知らない人も多いと思うので、解説していきましょう。
スポーツクライミングは、壁の凹凸をつかみながら登っていく競技であり、種目は以下の3つとなっています。
「スピード」…同じ条件で設置された高さ15メートルの壁を2人の選手が同時に登り速さを競う
「ボルダリング」…高さ4メートルの壁を制限時間内にいくつ登れるかを競う
「リード」…制限時間内に高さ15メートル以上の壁のどの地点まで登れるかを競う※引用元;TOKYO 2020(2020年東京オリンピック公式サイト)
https://tokyo2020.org/jp/games/sport/olympic/sport-climbing/
近頃「ボルダリング」という言葉をよく耳にするかと思います。施設へ行って体を鍛えるためにボルダリングをしている人も多いでしょう。しかし実は、スポーツクライミングという一競技の種目の内だったのですね。
なお、東京五輪への出場を期待されている選手の中でも、野口啓代選手は群を抜いて注目株ではないでしょうか。彼女の競技種目は「ボルダリング」であり、全国大会、ワールドカップ、アジア大会、様々な大きな大会で6度もの優勝経験を持っている実力者です。
登る表情はたくましく真剣そのものですが、登り切った後に見せる、はじけるような笑顔とのギャップもまた彼女の魅力。
ぜひ来年の東京オリンピックでも、最高のパフォーマンスで良い結果を残し、素敵な笑顔を見せていただきたいものですね!
次に注目されている追加競技は「スケートボード」でした。
街なかでストリート系のファッションに身を包んだ青年たちが、スケートボードに乗ってさっそうと駆け抜けていく光景をよく目にします。スケートボードをよく知らない人から見れば、正式にオリンピックの競技となったことに驚いた人は多いでしょう。実は90年代よりアメリカで競技化され、プロアマ問わず世界中でスケボー人口は増加しており、注目の新スポーツなのです。
注目選手は、平昌オリンピックのスノーボードのハーフパイプ銀メダリスト、平野歩夢選手ではないでしょうか。“スノボー”の実力は折り紙付きの平野選手ですが、果たして“スケボー”ではどうなのか?期待が高まります!ぜひ二刀流に成功していただきたいですね。
続いては「サーフィン」です。
東京オリンピックにおける正式な種目やルールは公式未発表ですが、日本代表チーム、通称「波乗りジャパン」の中で、特にサーフィン歴が長いのは五十嵐カノア選手。今年で22歳という年齢だけ見れば若手ホープに見えますが、プロサーファーの両親の影響でなんと3歳から波に乗っており、サーフィン歴は約20年という大ベテラン。歴だけでなく、12歳の時に全米タイトルを獲得するなどこれまでの戦績も華々しい、名実ともに大注目の選手です。
4つの追加競技の中で最も注目度が低かったのは、意外にも「空手」でした。
競技人口が世界的にトップクラスであり、スポーツとしてメジャーであるのに、これまでオリンピック競技になることができなかった空手。東京五輪で念願果たした空手ですので、もっと注目しても良いのではないでしょうか。
強化選手の中で注目したいのは、元世界チャンピオンの空手家・西村誠司さんを父親に持つ、西村拳選手です。インターハイ優勝、国際大会でも好成績を残しており、世間の期待が高まっています。ぜひ、空手日本代表選手の一人として、2020年東京オリンピックで活躍していただきたいですね!
どの競技も注目度抜群です!「この競技…気になる!」という競技や種目があったら、ぜひ来年の東京オリンピックで観戦してみてはいかがでしょうか。強化選手の動向を今からリサーチするのも、東京オリンピックの観戦をさらに楽しいものにするでしょう。
オリンピック好きの思うオリンピックの魅力とは
次に、オリンピックの魅力に迫っていきたいと思います。2020年の東京オリンピックを楽しみと答えた人に「オリンピックの魅力とは何でしょう?」という質問をしました。
最も多かった回答は「世界各国の優秀な選手を見る・知ることができるところ」、次に多かったのが、「日本の選手がメダルを獲得すると嬉しくなる」という回答でした。
オリンピックとは世界各国の代表選手が競うスポーツの祭典ですので、自分の国の選手がメダルを獲得することに最も注目するものというイメージが少なからずあると思います。しかし、今回アンケートに回答した人達は、世界の選手に注目している人も非常に多いようですね。「スポーツやスポーツの試合そのものが好き」という回答も多く、この結果を裏付けるものとなっています。
「選手のこれまでの努力を思い浮かべて感動するところ」という、選手の努力に最も心を打たれるという回答も頷けるものです。どんな結果であろうと、試合後の選手たちの表情にはどうしても目頭が熱くなってしまうものですよね。
なお、「観衆が一丸となって選手を応援するところ」「スポーツ好きの仲間と盛り上がることが出来るところ」といった、観戦する側の楽しみに魅力を感じている人もいるようです。
確かに、スポーツの大会があるとスポーツバーは夜通し大盛り上がりですよね。
会場or自宅?今回のオリンピックはどこで応援する?
オリンピックを楽しみにしている人々は、どこで観戦するのでしょうか?
運よくチケットを入手出来て会場で観戦できる人もいれば、泣く泣く自宅で観戦する人もいるでしょう。
「東京オリンピックはどこで観戦しますか?」というアンケートを行ったところ、回答結果は以下の通りになりました。
最も多かったのは「自宅・友人宅で観戦する予定」という回答でした。
何よりもオリンピックのチケットは世界規模の倍率なので入手の難しいことは明らかです。
また、前項で発表したオリンピックの魅力についてのアンケートでは、「観衆が一丸となって選手を応援するところ」「スポーツ好きの仲間と盛り上がることが出来るところ」といった回答もあり、気の置けない仲間たちと観戦するスタイルが主流のようですね。
その次には「観戦する予定はない」「会場で観戦する予定」と続いています。
会場で観戦する予定という大変幸運な人が、今回のアンケート回答者のなかで5%以上もいるのは驚きです。会場で観る試合は、臨場感が違いますし、選手に自分の声援が届くかもしれません。会場へ行けない人達の分まで、応援していただきたいところです!
また、観客の国籍も様々なので、戦う選手たちだけでなく、客席の方でも目に見えぬ戦いが繰り広げられているかも…?応援する気持ちはもちろん大切ですが、お互いにマナーを守って観戦しましょうね。
初の東京オリンピック開催から、56年。
新たな歴史を刻む2020年
1964年、オリンピックが初めて東京で開催され、56年が経ちました。
そして2020年、ふたたび歴史を刻もうとしています。その背景には56年前と同様、世界中の選手のたゆまぬ努力と、オリンピック招致に携わる人々の陰ながらの支えがあります。スポーツクライミング、サーフィン、スケートボード、空手、これらをオリンピックの新競技に加えるために人々がどれほど尽力したのかも計り知れません
オリンピックの観戦には、彼らへの感謝の気持ちも込めて臨みたいところですね。
何より、これまでのオリンピック同様に今回の東京オリンピックも、注目競技・注目選手が目白押しです!今回のアンケート結果で初めて「え、これもオリンピック競技だったの?」と発見した人も少なくないでしょう。これを機に、ぜひルールを調べてみたり、注目選手を探してみたりしてはいかがでしょうか。友達や家族、恋人などと一緒にリサーチを始めれば、集められる情報量も多くなりますし、一緒に観戦できれば楽しさもひとしおですね。
オリンピックには、競技や選手以外にも、観戦すること自体における魅力があり、友達や恋人と一緒に楽しむコンテンツとしても最適です。
今回の記事を参考に、ぜひあなたの注目競技や選手を見つけて、2020年の東京オリンピックを盛り上げましょう!