~オンラインの積極活用で
情報発信~
目標は東北からの爆発的普及、
東北支社がポイント戦略に込めた思いとは?
ドコモ 東北支社 dポイント戦略
地元の有名・人気企業がこぞって参加
ドコモ 東北支社では、活発的なdポイント加盟店の開拓を行っている。現在、東北エリアの加盟店契約社数は37社であり、全国支社のなかでも上位に位置する普及になっている。
ここまで順調に推移してきた理由はどこにあるのか。ドコモ 東北支社 法人営業部 アライアンス推進室課長 鈴木彰訓氏は、「ドコモショップがしっかりと根付いている地域が多いので、お客さまに対するdポイントの認知度が高いことやdポイントの普及に向けた取組みを強化していることが要因です。それにより、共通ポイントではある程度の支持をいただいていると考えております」と語る。
こうした東北エリアならではの特徴を活かし、東北支社では地元の有名企業、人気企業をターゲットに新規加盟店のご提案を続けてきた。酒類販売店チェーン最大手の「やまや」、東北最大のドラッグストアチェーン「薬王堂」、百貨店の「藤崎」「萩の月」で有名な「菓匠三全」。さらに、「伊達の牛たん本舗」や「いたがき」「うまい鮨勘」など、東北はもとより、全国的にも知名度の高い企業がずらりと並ぶ。
東北支社 法人営業部 アライアンス推進室課長 鈴木彰訓氏
「有名企業に加入していただくことで、ほかの企業にとってもdポイントがある種のステータスポイントになるような戦略を立てて進めてきました。これによって地元経済界のネットワークが広がり、経営者の方から紹介していただく流れも出てきております。行列の絶えない仙台市の人気焼肉店『仔虎さま』はその好例です」(鈴木氏)。
リアルでの訪問が難しくなった2020年のコロナ禍以降は、オンラインツールでの提案を加速。Web会議によって広大な東北エリアをカバーできるようになり、対面でのコミュニケーションが減ったものの、むしろ従来以上にコミュニケーションの回数や時間をとることで裾野が広がっているという。
「以前は青森県のお客さまを訪問するのに午前・午後をあわせて1日2社ほどが限界でした。それがWeb会議の導入により、午前中に青森県のお客さまを2社、午後に福島県のお客さまを2社といったように、効率的でスピーディーな打ち合わせが可能になりました。お客さまにとっても迅速に対応できるので、貴重な時間を奪われることがないと好評です」(鈴木氏)。
導入後もデータ分析で効果を継続
並行して開始したのが、新規加盟店向けのオンラインセミナーである。ポイント事業に精通した専門家による講演、そして、現在、dポイントを展開している加盟店さまの取組みや活用事例を通じて導入メリットを配信することで、これまでにはリーチできなかった層にもボリュームのある情報を届けることを目的として実施できた。2021年1月には2回目のオンラインセミナーが開催され、やまや、伊達の牛たん本舗がビデオメッセージを寄せた。
「ドコモユーザーを基盤にポイント発行数とともに会員数が業界トップレベル。dポイントであれば新規顧客獲得、リピーターの囲い込みにつながると考えました。実際、来店動機にdポイントがたまる・つかえるが加わり、高いお酒やおつまみなどのポイント購入が増え、顧客単価アップにつながりました」(やまや 代表取締役社長 社長執行役員 佐藤浩也氏)。
「2015年、スタート当初からのお付き合いです。我々は県外からのお客さまが多いので、自社だけのポイントサービスは難しいものがありました。その点、全国で利用でき、スタート時点でお客さまがポイントを保持しているdポイントは理想的なサービスでした。他店で買物をしたお客さまがdポイントを使って伊達の牛たん本舗で食事するなど、来客数アップに貢献しています」(伊達の牛たん本舗 販売促進部 次長 小林優輝氏)。
これを受けて鈴木氏は「お客さまの売上向上に結びつく効果が続々と出てきているのは確かです。その効果が継続するように、社内の営業担当がデータを分析してお客さまと一緒になって“次の一手”を考えています。」と語る。
より生活圏に近いスーパーなども視野に
「最も強いのは、dポイントとd払いの組み合わせです。その両方を導入していると、売上の客単価が高くなる傾向もデータで示されています。そのため、セットでご提案して導入していただくケースも増えております。d払いで購入することによってdポイントがたまり、たまったdポイントでほかのものを購入する好循環が生まれている可能性が高いです」(鈴木氏)。
今後も力強くdポイント普及に努める鈴木氏。
左は聞き手役の柊みずほさん
今はまだ仙台市や県庁所在地などの大きな街が中心だが、鈴木氏は「いずれは周辺のベッドタウンや、より小さな地方都市の商店街にも、dポイントとd払いの両輪を浸透させてキャッシュレスの成功事例にしたい」と話す。これら将来的な拡大構想にあわせ、今後はより生活圏に近い小売業、中規模の小売店などへ積極的に展開していく。
「私は2015年のdポイント提供開始から携わってきましたが、dポイントを東北から爆発的に普及させたい、東北エリアのデファクトのポイントサービスにdポイントがなりたいとの一心で走ってきました。これからも明確な戦略を立てながら、東北全体を盛り上げる意欲的な取組みをしていきます」(鈴木氏)。
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