食べるだけでほっとした気持ちになれる「和スイーツ」。定番のあんこや抹茶のスイーツから、季節を感じる和栗やさつまいもを使用したものなど、バリエーションの豊富さも魅力です。今回は、日頃のちょっとしたご褒美にもおすすめな、さまざまな和スイーツを楽しめるdポイント加盟店をご紹介します。
おすすめのお店
-
手軽に味わえる本格スイーツ♪
-
あんこを使用した和スイーツが豊富
-
種類豊富なお茶と和スイーツを堪能
-
カフェで楽しむ本格和スイーツ
『PRONTO』
サンフランシスコのカフェ「STONEMILL MATCHA」の抹茶をつかったバスクチーズケーキは、濃厚な抹茶の香りとクリーミーなチーズの口どけが絶品!抹茶好きにおすすめの一品です。
-
季節感たっぷりの和スイーツなら
-
やさしい甘さの和ドーナツが自慢
-
「良質な卵」がおいしさの秘密!
コラム
近頃はコンビニなどでもおいしいものが気軽に買える和菓子。名前の由来や、どんな素材から作られているのかを、知っていますか?今回は、和菓子を食べるのがより楽しくなるような豆知識をご紹介します。
日本独自の「和菓子」に進化!
「カステラ」
鮮やかな黄色と焼き目の茶色のコントラストが美しいカステラは、卵をたっぷりと使用して作られています。
カステラは、約400年前にポルトガル人から伝わった「南蛮菓子」の一つ。この時期から日本のお菓子の幅が一気に広がったと言われています。しかし、私たちが現在慣れ親しんでいるカステラが作られるようになったのは明治の中期ごろ。水あめやはちみつを使用した、異国にはないしっとりとした食感のカステラへと独自の進化を遂げました。今ではすっかり日本独自の「和菓子」として定着しています。
店ごとに異なる形が楽しめる「もなか」
もなかに入っているあんこには、水あめ入りのものがよく使用されており、まんじゅうのあんこと比べると粘り気があるのが特徴。ねっとりとしたあんことサクッとした皮の相性が抜群です。
もなかとは、もともと「秋の最中」=「十五夜の月」を指す言葉。そのため最初は、満月のようなまん丸な形だったとされています。しかし今では、地域ごとの名物や縁起物によってオリジナリティある形のもなかが主流に。もなかを食べるときには形にも注目してみると、食べるのがより楽しくなりそう!
ある神社の池が名前の由来になった
「みたらし団子」
甘辛い独特の風味がクセになるみたらし団子のタレは、醤油と砂糖と水を火にかけて、片栗粉などでとろみをつけて作られています。
「みたらし」という名前は、京都にある下鴨神社の「御手洗(みたらし)の池」が由来。清水から湧き出る水泡の形から着想を得て作られた団子が、「みたらし団子」のはじまりです。現在でも下鴨神社では、夏になると無病息災を祈る「御手洗祭」が行われ、お団子が供えられます。
丸から四角へ形が変化!「きんつば」
きんつばとは、寒天で固めた小豆あんのまわりに、水で溶いた小麦粉をつけて鉄板で焼いたもの。さらりとした舌触りの薄皮とぎっしり詰まった粒あんの組み合わせがたまりません!
現在は四角い形が主流のきんつばですが、最初は名前の通り、刀の鍔(つば)に見立てた丸型のものが作られていました。一方できんつばよりも良質なあんこを使用した四角い形の「みめより」と呼ばれるお菓子も売り出されていました。両者ともに人気を博していた時代もありましたが、次第に四角い形のきんつばが多く作られるように。みめよりは自然となくなってしまったようです。
日本で長年親しまれてきた和菓子の背景を知ると、より一層食べるのが楽しくなるはず。今回ご紹介した豆知識を思い出しながら、この機会にぜひ、和菓子を食べてみてください♪
【参考】
『和菓子のこよみ 十二カ月』(平野恵理子/アスペクト)
『事典 和菓子の世界』(中山圭子/岩波書店)
『江戸時代の和菓子デザイン』(中山圭子/ポプラ社)